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俳優がイベントに救急車で登場、無許可運行で波紋を呼ぶ

2025年03月31日(月)07時00分 公開
俳優がイベントに救急車で登場、無許可運行で波紋を呼ぶ

<写真:kenh14.vn>

 

26日にホーチミン市で開催された映画『Âm dương lộ(陰陽路)』の記者会見において、俳優らの搬送に使用された救急車が保健当局の許可を受けていなかったことが明らかとなった。この演出は一部で注目を集めたが、結果的に法的問題へと発展した。

 

この救急車は、すでに解散済みの企業であるフオック・ドゥック救急有限会社に登録されていたもので、同社代表であるP.T.T氏が個人で所有していた。

 

T氏は「撮影隊からサイレンを短距離で鳴らすように依頼された」と述べたが、自らは運転しておらず、運転手と撮影隊との間にどのような合意があったかは把握していないと説明している。

 

当該車両には警察による発信器使用の許可が出ていたが、医療活動に関する運行許可はホーチミン市保健局から取得されていなかった。保健局によれば、この車両は2024年6月、無許可のネット広告を通じて行政処分を受けており、その後、登録企業は解散していた。

 

さらに、発信器の使用許可は別の解散済み企業であるタイ・ロイ・サービス有限会社によって取得されていたことも判明し、関係機関における車両および許可の管理体制の不備が浮き彫りとなった。

 

イベント当日、この救急車はサイレンを鳴らしながら俳優や監督をレッドカーペットまで搬送するという演出を行っていた。これを受け、同日夜にはホーチミン市警交通警察が運転手を呼び出して事情聴取を行い、発信器の使用許可を取り消す措置を取った。

 

保健当局の専門家は、無許可で運行される救急車の存在が市内で多数確認されていると指摘し、緊急車両としての必要な装備や医療人員を欠いた状態での運行は重大な問題であると警鐘を鳴らしている。現在、保健局は無許可の事業者に対する監視体制を強化しており、今後は違反が確認された場合には厳正に対処する方針である。

 

今回の件を受けて、映画製作側は「深く反省し、今後は管理体制およびスタッフへの教育を徹底する」との声明を発表した。

 

 

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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。


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