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ベトナムのGDP成長、第2四半期は6.1%の予測
2025年06月11日(水)07時00分 公開

<写真:znews.vn>
シンガポールのユナイテッド・オーバーシーズ銀行(UOB)は、ベトナム経済の2025年第2四半期における国内総生産(GDP)成長率を6.1%と予測した。
この見通しは米国との貿易交渉の動向に注視しつつも、輸出の堅調な伸びを背景とするものである。
UOBの最新報告によれば、2025年5月のベトナムの輸出総額は前年同月比で17%増加し、396億ドル(約5兆7269億円)に達した。
年初から5月までの累計輸出額は1800億ドル(約26兆3160億円)を超え、14%の伸びを示した。
こうした輸出の拡大について、UOBは米国による90日間の報復関税猶予措置が交渉環境の安定に寄与したと分析している。
一方で、UOBはベトナム経済の先行きに対して依然として慎重な姿勢を保っている。
輸出がGDPの約90%を占める構造に加え、米国市場への依存度が高いため、通商政策の不透明性が経済のリスク要因とされる。
第3四半期の成長率は5.8%に減速するとの見通しであり、2025年通年の成長率予測は6.0%に据え置かれた。
2025年第1四半期の実質成長率は6.93%であったが、ベトナム国会は通年の成長目標を8%以上に設定している。
米越貿易交渉に関しては、関税猶予期限である7月9日を前に、6月末に次回協議が予定されており、今後の展開が注目されている。
物価上昇がやや落ち着きを見せているため、UOBはベトナム中央銀行による再融資金利(4.5%)の据え置きを予想している。
また、通貨ドン(VND)については、第3四半期に1ドル=2万6300ドン(約146.33円)まで下落した後、年末には2万6100ドン(約145.22円)まで小幅に回復することが見込まれる。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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