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偽造品の取締り強化、1ヶ月で3100件超を摘発

<写真:doanhnghieptiepthi.vn>
ベトナム商工省傘下の国内市場管理・発展局は、5月15日から6月15日にかけて実施した全国的な偽造品・密輸品取締り強化キャンペーンの結果を発表した。
この期間中に実施された検査件数は3891件にのぼり、そのうち3114件で違反が摘発された。
行政処分金の総額は約320億ドン(約1億7790万円)に達し、押収された違法商品の価値は約310億ドン(約1億7240万円)、国家予算への納付金は約360億ドン(約2億円)に上った。
摘発された違反の中で最も多かったのは偽造品および知的財産権侵害に関するものであり、全体の約52%に相当する1580件を占めた。
これに対する罰金額は160億ドン(約8900万円)に達した。次いで多かったのは密輸に関するもので、摘発件数は648件、罰金は60億ドン(約3340万円)を超えた。
また、刑事事件として捜査機関に送致された案件は26件に及び、前年同期比で50%の増加となった。
注目すべき摘発事例として、ダナン市中心部における偽ブランド商品500点超の押収、ハノイ市ラフー地区での偽造靴下製造拠点の摘発、ホーチミン市のサイゴンスクエアにおける有名ブランド模倣品数千点の押収などが挙げられる。
直近では6月9日にハノイ市内の化粧品販売店4軒を検査し、出所不明の密輸化粧品3500点を押収する事例もあった。
市場管理局のチャン・フー・リン局長は今後、特に電子商取引分野において、デジタル技術および情報連携を活用した監視体制の強化を図る方針を示した。
さらに、事業者に対する啓発活動や法令順守のための誓約書の締結を進める意向も明らかにした。
リン局長は「消費者の権益を守り、公正で健全な市場環境を構築するため、強力かつ柔軟な対応を継続していく」と強調した。
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