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ダナンが地価を大幅引き上げ、最高額は1㎡3億4097万ドン

<写真:dantri.com.vn>
ダナン市は市内の地価が現行の評価額を20%以上上回る実勢と乖離している状況を受け、地価表の改定案を市人民評議会に提出した。
改定案は2025年1月1日からの適用を予定しており、地価の現実的な反映と、地価過少評価による財政収入の損失防止が主な目的である。
今回の改定では市内約3400の道路や区画が対象となり、都市部における地価上昇率は最大172%に達する見通しである。
とりわけ、グーハインソン区では172%、カムレ区では154%と、急激な上昇が見込まれている。
その他の区でもおおむね125〜140%の上昇が予測されており、農村部のホアヴァン郡においても170%、未命名道路では126〜160%の上昇が見込まれている。
中でも注目されるのは、ハン川沿いに位置するバクダン通り(レズアン通りからグエンバンリン通り、すなわちソンハン橋からドラゴン橋までの区間)である。
1㎡あたり3億4097万ドン(約191万円)と、市内で最も高い地価が記録される見通しとなっている。
このエリアは、高級マンション、ホテル、銀行、レストラン、ハン市場が集積する観光・商業の中心地であり、特に韓国人観光客に高い人気を誇る。
他の地域でも顕著な上昇が見られ、ミンマン通りの幅20メートル区間は142%増で6006万ドン(約34万円)、ボーチーコン通りのクエドン橋〜マイダンチョン区間は151%増で4186万ドン(約24万円)、マイダンチョン通りの一部は156%増で3450万ドン(約20万円)に達する見込みである。
ダナン市は約17億ドン(約952万円)をかけて専門調査会社に委託調査を実施し、未命名道路や分離型住宅地に関しては、個別の価格表を設定する提案も盛り込まれている。
加えて、地価改定案の審議は来週開催予定の市人民評議会にて行われ、7月1日に予定されている行政単位再編に伴う混乱を回避すべく、土地価格の適用原則についても併せて提示されている。
また、2026年から適用される新たな地価表も準備が進められており、再編後の新行政区を反映する形で運用される予定である。
ダナン市はクアンナム省との合併を経て、93の坊・社と1つの特別区を擁することになる。
総面積は1万1859k㎡に達し、人口は300万人を超える規模となり、ベトナム最大級の直轄都市としての地位を確立している。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。