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成人デング熱患者が急増、重症化リスクに警鐘
2025年08月06日(本日)07時00分 公開

<写真:tuoitre.vn>
デング熱は長らく小児に多く見られる感染症とされてきたが、近年は成人患者の増加が顕著となり、一部地域では全症例の半数以上を成人が占める事態となっている。
成人の場合は病状が複雑化しやすく、重症化や死亡のリスクが小児より高いことが指摘されている。
医療専門家によれば、成人患者増加の背景には3つの要因がある。
第1に、地球温暖化や都市開発の進行により、デング熱を媒介するネッタイシマカが都市部や工事現場、宿舎などで年間を通じて繁殖可能な環境が整ったこと。
第2に、成人が蚊対策を軽視し、発熱を風邪や喉の炎症と誤認して受診を遅らせる傾向があること。
第3に、過去に異なる型のデングウイルスに感染したことで発生する「二次感染」が重症化しやすい点が挙げられている。
デングウイルスには4種類の型が存在し、一度感染した型には終生免疫が得られるが、別の型に再感染すると抗体依存性感染増強(ADE)が発生する。
この現象により免疫反応が過剰となり、ショック症状や肝臓・腎臓・心臓などの多臓器に損傷が生じる恐れがある。特にDENV-2型は重症化リスクが高いとされる。
基礎疾患を持つ患者や感染の発見が遅れた場合は重症化しやすく、健康な若年層であっても過去の感染歴によって重い症状を呈する可能性がある。
専門家は、原因不明の発熱が2〜3日続いた場合は早期に検査を受けること、水分補給と安静を心がけること、イブプロフェンなどNSAID系解熱剤の使用を避けること、そして蚊の駆除と防蚊対策を徹底することを強く呼びかけている。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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