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ベトナムのK-POP市場、東南アジア第3位に拡大

<写真:vietnam.vn>
ベトナムのK-POP市場は急速に拡大し、現在では東南アジアでタイ、インドネシアに次ぐ第3位の規模となった。
Empire MediaとTop Groupが共同発表した「Vietnam Global Icon」プロジェクトによれば、ベトナムのK-POPファンによるグッズ購入額は、アジアで韓国を除く第5位に達し、「桁違いの購買力」を示している。
この成長は、2021年から2023年にかけての新型コロナ禍による停滞を経て、2024年末以降、韓国エンターテインメント業界がベトナム市場への進出を強化した結果とされる。
今後3~5年、観客が現在のような高額支出を維持すれば、ベトナムはシンガポールやタイと並び、K-POPワールドツアーの主要開催地となる可能性が高い。
一方、BlackPinkの再来越には高い障壁がある。
2023年にハノイ市で2日間開催された「Born Pink」ツアーと比べ、現在の出演料はほぼ倍額に達し、グループのスケジュールも2026年初頭まで埋まっている。
さらに、アーティスト招聘には市場規模だけではなく、長期的な取引関係、スポンサーや投資家の存在、会場や舞台設備の水準など、複合的な要因が影響する。
2025年は、G-DRAGONが「VPBank K-Star Spark Mega Concert」に出演し、11月には個人ツアー「Übermensch 2025」でハノイ公演を予定している。
欧米アーティストも含む大規模公演「8Wonder」、K-POP系イベント「VGI Concert - Asia Stars Fanfest in HCMC」なども計画されており、今後は大手企業や銀行による招聘競争が一層激化するとみられる。
しかし、課題としてチケット転売、いわゆるダフ屋対策の不十分さが挙げられる。
主催者が防止策を強化しない限り、本当に観覧を望むファンが適正価格でチケットを入手することが不可能な状況が続く恐れがある。
また、ベトナムのアーティストも海外公演で有料コンサートへと舵を切りつつあり、2024年以降、日本、米国、韓国、オーストラリアなどで単独公演が相次いでいる。
これは、ベトナム音楽界が国際市場進出を加速させている兆しである。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。