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ベトナムにおけるAI利用、満足度はChatGPTがTOP

<写真:tuoitre.vn>
ベトナムの市場調査会社Decision Labが19日に発表した「ベトナム消費者向けAI市場2025年版」によると、国内のインターネット利用者の78%が過去3カ月以内に何らかのAIプラットフォームを利用しており、その中でもChatGPTが最も利用率が高く、ユーザー満足度においても首位を獲得した。
本調査は7月末に実施され、対象は18歳以上の600人であった。回答者が日常的に使用するAIツールの数は平均2種類であり、特に学生(92%)およびオフィスワーカー(78%)といった知的労働層における利用が顕著であった。
AIの使用目的としては、「時間の節約」(67%)、「学習の簡素化」(60%)、「創造性の喚起」(51%)、「精度の向上」(48%)が上位に挙げられた。
具体的な活用例としては、「翻訳」(33%)、「スキル習得」(34%)、「専門的なリサーチ」(25%)などが多く見られた。
利用率においては、ChatGPTが81%と他を大きく引き離し、次いでGemini(51%)、Meta AI(36%)が続いた。満足度においてもChatGPTが51%で最も高く、ベトナム国内で開発されたAI「Hay」が47%で続いている。
同報告書では、AIの普及に不可欠な要素として「アクセスのしやすさ」「直感的な操作性」「情報の信頼性」の3点を挙げている。また、ベトナム市場においては言語や文化との親和性が重要視されており、ベトナム語に自然に対応できるAIが求められていると指摘している。
ベトナム発のAI「Hay」は、教育と娯楽の橋渡しを担う「文化に密着したAI」として注目を集めており、最新の高校卒業試験結果をもとに大学合格を予測する機能など、タイムリーな機能拡張を通じて累計100万回以上の利用を記録した。
報告書は最後に、国産AIが国際的な製品と競争力を持つためには、ユーザーの文化的背景を理解し、それに即応する柔軟かつ迅速な対応力が不可欠であると結論づけている。
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