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故意に痛みを与え鎮静剤使用、病院が不適切な中絶処置と高額請求

2025年08月27日(本日)07時00分 公開
故意に痛みを与え鎮静剤使用、病院が不適切な中絶処置と高額請求

<写真:trungtamytequan12.medinet>

 

ホーチミン市第5区に所在するホアンカウ総合クリニックが、妊娠中絶処置において虚偽の診断を行い、患者に対して約2980万ドン(約19万円)もの高額な費用を請求していたことが明らかとなった。

 

ホーチミン市保健局は、同クリニックが法令違反の広告や専門外の医療行為も行っていたとし、厳正な対応を取る方針を示している。

 

ホーチミン市保健局の法務・監査部門は、8月21日に住民からの通報を受けて、5区チャウバンリェム通りにある同クリニックの現地調査を実施した。

 

調査によれば、同クリニックは安価な中絶を広告で謳いながら、実際の処置において意図的に患者に痛みを与え、鎮静薬を使用して追加料金を請求していた。

 

使用された鎮静薬「セドクセン」は診療記録に記載されておらず、処方内容も患者の証言と一致していなかった。

 

さらに、処置を担当した医師は、ハイフォン市およびハノイ市でそれぞれ発行された2種類の医師免許証を保有していた。

 

2023年6月にハノイ市保健局から免許停止処分を受けていたが、同年10月にはハイフォン市の免許を用いてビンズオン省にて妊娠21週6日の中絶処置を行っていた事実も判明した。

 

ホーチミン市保健局のタン・チー・トゥオン局長は「ホアンカウ総合クリニックは繰り返し違反を犯し、患者の健康と権利を深刻に損なっている」と厳しく非難した。

 

今後、関係者を呼び出して事実関係を確認し、法的処分を進めると明言している。

 

この事例は、医師が複数の免許を使い分けることで、異なる地域で違法診療を継続できてしまう現行制度の管理体制の不備を浮き彫りにした。

 

これを受け、ホーチミン市保健局は保健省に対し、全国規模で医療従事者の資格情報を一元管理可能なシステムの早期導入を要請している。

 

このシステムにより、各医療機関がオンラインで資格情報を即時に確認可能となり、違反の未然防止につながると期待されている。

 

ホーチミン市保健局は市民に対し、医療機関の質や評判を事前に調査することを推奨するとともに、不審な費用請求があった場合には専用相談窓口への通報を呼びかけている。

 

 

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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。


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