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訪越外国人が過去最高を記録、年間目標達成には課題も

<写真:laodong.vn>
ベトナム観光総局によれば、8月にベトナムを訪れた外国人旅行者数が168万人を超え、同月として過去最高を記録した。
1月から8月までの累計では約1400万人に達し、前年同期比で約22%の増加となっている。
観光業界は年間2500万人の外国人誘致を目標として掲げているが、その達成には今後4カ月間で1000万人、すなわち月平均250万人の訪問が必要である。
この数値は、これまでの最高記録である3月の約210万人を上回る水準であり、達成には一定の困難が予想される。
8月の訪問者数を国・地域別に見ると、中国からの旅行者が約41万人で最多となり、全体の25%を占めた。
これに韓国、台湾、日本、米国が続いた。
特にロシアからの訪問者は前年同期比で3倍の6万2500人に達し、最も顕著な伸びを示した。
その他にも、フィリピンが164%増、インドが140%増、中国が134%増など、大幅な増加を見せている。
このような成長の背景には、ビザ政策の緩和、積極的な観光プロモーション、建国80周年を祝う各種イベントの実施などがある。
政府は東北アジアおよびASEANを戦略的市場と位置づけ、引き続き重点的な取り組みを進める方針を示している。
9月5日に開催された観光業界の会議では、ビザ免除対象国の拡大、海上観光の振興、新規航空路線の開設、夜間観光商品や購買ツアーの開発、小規模旅行業者への支援など、目標達成に向けた多様な提案が出された。
また、欧米およびオセアニア市場に対しては、長期的なマーケティング戦略の構築、現地プロモーション事務所の設置、高級志向に対応した観光商品の開発が必要であるとの意見もあった。
さらに、地方自治体に対しては観光地の管理体制の強化が求められており、旅行者に安心感を提供する施策の早急な実施が急務となっている。
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