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ベトナム映画市場での鬼滅、コナンやドラえもんに及ばず
2025年09月25日(木)07時00分 公開

<写真:znews.vn>
アニメ映画『鬼滅の刃 無限城編』は世界各国で高い興行成績を記録しているが、ベトナム国内においては『名探偵コナン 隻眼の残像』や『映画ドラえもん のび太の地球交響楽』の記録には及ばなかった。
興行統計を提供するThe Box Office Vietnamによれば、『無限城編』は公開から5週間で1388億ドン(約77億7300万円)を売り上げた。
一方、『名探偵コナン』は1746億ドン(約97億7420万円)を記録し、『ドラえもん』の1691億ドン(約94億6160万円)を上回って、ベトナム映画史上最もヒットしたアニメ映画となった。
『無限城編』は日本国内で9週連続の週末興収1位を維持し、世界的にも成功を収めている。
しかし、ベトナム市場ではシリーズの知識を前提とした複雑なストーリー構成や字幕版のみの上映が、新規観客の獲得を妨げたとみられる。
さらに『コナン』や『ドラえもん』は子供の頃から親しまれてきた作品であるのに対し、『鬼滅の刃』は知名度や親近感の面で劣っていた。
加えて『無限城編』はシリーズ最終章三部作の第1部であり、複雑な戦闘描写や多数の登場人物が登場するため、予備知識のない観客には理解しづらい内容となっていた。
これに対して『コナン』シリーズは各作品が独立しており、初めて観る観客でも楽しめる点が支持を集めた。
さらに、国内では国産映画『Mưa Đỏ(赤い雨)』が大ヒットしており、興行競争の影響で『鬼滅の刃』の勢いは早期に失速した。
それでも、『無限城編』はシリーズ完結に向けた重要な作品として一定の評価を得ており、残る2部作の公開にあたってベトナム市場で再浮上する可能性を秘めている。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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