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匠な心理操作でオンライン拉致、女子学生が4日間拘束

2025年09月26日(本日)07時00分 公開
匠な心理操作でオンライン拉致、女子学生が4日間拘束

<写真:thanhnien.vn>

 

ハノイ市公安局刑事捜査部(PC02)は、最近発覚した「オンライン拉致」事件について、大学生を心理的に操作して実質的に監禁状態に置き、家族から巨額の金銭を詐取したとして詐欺グループの捜査を進めている。

 

被害者は、2007年生まれで現在18歳のL.V.D.Lさんであり、ゲアン省出身の大学生である。

 

Lさんの家族は9月23日夜になって連絡が取れなくなったことを不審に思い、警察に通報した。

 

実際にはLさんはハノイ市内ダイモー地区の下宿先で4日間にわたり、外部との連絡を遮断された状態で心理的に追い込まれ、鍵のかかった部屋で即席麺と水のみで過ごしていたことが判明した。

 

詐欺の手口は極めて巧妙である。

 

まず、シッパーを名乗る人物がLさんの元に現金と白い粉末が入ったバッグを届けようとし、その様子をビデオ通話で確認させた。

 

これを拒否したLさんに対して、今度は警察を名乗る別の人物が登場し、「この荷物はあなたの銀行口座から注文された」と主張した。

 

Lさんが麻薬やマネーロンダリングに関与している可能性を示唆し、潔白を証明するためとして資産証明を求めた。

 

また家族には「語学交流プログラムに参加するために費用証明が必要である」と虚偽の説明を行い、金銭の送金を促した。

 

家族は、わずか2日間で約12億ドン(約675万6000円)をLさんの口座に送金した。その後、Lさんは詐欺グループからの脅迫を受け、全額を指定の口座へと転送させられた。

 

また、詐欺グループは彼女の個人情報を悪用し、オンライン貸付アプリで借入申請を行うなど、二次的な被害も発生している。

 

公安当局は、この手口を近年増加傾向にある詐欺の一種と見ており、とくに地方出身で都市部に単身生活する学生が狙われやすい傾向があると警告している。

 

学生に対しては、不審な電話や要求には一切応じず、個人情報を安易に提供しないように強く注意を促している。

 

また、家族に対しても、資金の送金を求められた際は、相手の身元を厳格に確認し、冷静に対応するように呼びかけている。

 

さらに、公安当局は「警察や検察が電話で資金移動を指示することは決してない」と強調しており、不審な要求を受けた場合は、ただちに最寄りの公安機関へ相談するように勧告している。

 

 

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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。


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