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18歳未満に性感染症が拡大、ホーチミン市皮膚病院が警鐘

2025年09月30日(火)07時00分 公開
18歳未満に性感染症が拡大、ホーチミン市皮膚病院が警鐘

<写真:dantri.com.vn>

 

ホーチミン市皮膚病院は、18歳未満の若年層による性感染症(STI)の受診件数が年々増加している実態を明らかにし、診断・治療体制の見直しを迫られる状況にあると警鐘を鳴らした。

 

同院のグエン・ティ・ファン・トゥイ院長は、28日に開催された南部皮膚科学会において、15歳から25歳の若年層が性活動人口の約25%を占める一方、新規感染者の過半数がこの年齢層に集中していると指摘した。

 

若年層は性感染症に対する感受性が高いにもかかわらず、医療機関へのアクセスが限られていることや、家庭および社会からの偏見により受診が遅れる傾向があるという。

 

同病院の統計によれば、18歳未満の性感染症に関する受診件数は2022年に506件、2023年に679件、2024年には758件に上昇し、2025年は8月末時点ですでに533件に達している。

 

中には保護者の同伴がなく、受付や治療に支障をきたすケースも見られ、性的虐待の可能性がある事例も確認されている。

 

専門家によると、思春期の若者は心理的・生理的に急速に成熟する一方で、性に関する知識や予防手段に乏しいため、コンジローマ、淋菌感染症、梅毒、クラミジア、性器ヘルペス、HIVなどの性感染症に感染するリスクが高いとされる。

 

性感染症の多くは無症状のまま進行するため、早期発見に向けた定期的なスクリーニングの実施が重要である。

 

しかしながら、コストや医療体制の観点から、実施には慎重な検討が求められる。

 

アメリカやオーストラリアでは、既存の医療検査プロセスに性感染症検査を組み込むことで、無症候性感染の早期発見率を大幅に向上させた実績がある。

 

ホーチミン市皮膚病院では現在、18歳未満の患者に特化した診療プロセスの整備を進め、相談時に包括的な検査を提供する体制を構築している。

 

また、治療プロトコルについても最新の医療技術を導入し、標準化を図っている。加えて、HPVワクチンやB型肝炎ワクチンの接種を推進するとともに、WebサイトやSNSを活用した健康教育活動を強化し、若年層およびその家族に対する啓発活動を展開している。

 

 

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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。


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