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ベトナムの若年層、性感染症が増加

<写真:tuoitre.vn>
ベトナム各地の病院では若年層の性感染症患者が増加していることが報告されており、ホーチミン市の皮膚科病院では、2021年に18歳未満の患者数が約1000人であったが、2023年には2500人に増加した。
中央皮膚科病院の統計によると、年間4000~5000件の性感染症患者が治療を受けており、そのうち15~24歳の患者が約30%を占めている。
ハノイ市の男性専門病院では最近、16歳の男子生徒が性感染症に感染していることが確認された。
この患者は安全でない性行為を行った後、陰部から膿が出る症状が現れ、最終的に淋菌に感染していることが判明した。
患者は母親に伴われて別の病気の診察を受けるために来院したが、検査中に性感染症が発覚したという。
同様の事例として、17歳の男子生徒が複数の同性パートナーとの性行為を行った後、陰部にイボ状の症状が現れ、最終的にヒトパピローマウイルス(HPV)に感染していることが確認された。
この患者はホーチミン市の皮膚科病院でレーザー治療を受け、性行為を控えるよう指導された。
中央産婦人科病院のファン・チ・タイン医師によれば、毎月平均して150~200人の若年層の患者が性感染症関連の診察を受けている。
また、ベトナム・ベルギー不妊治療センターでは、昨年と比較して10%増加し、月に約100人の患者が訪れている。
ベトナム保健省と世界保健機関(WHO)による2023年の調査では、初めての性行為を14歳以下で経験する割合が2013年の1.45%から2019年には3.51%に増加した。
しかし、性教育の方法には多くの課題が残されており、多くの学生が安全な性行為についての知識を欠いているため、性感染症のリスクが高まっている。
一般的な症状には、男性では排尿時の痛みや尿道からの膿の分泌、女性では悪臭のあるおりもの、または性器の皮膚や粘膜に発生する病変などが含まれる。
適切な治療を受けない場合、尖圭コンジローマ、淋病、梅毒、不妊症、妊娠関連の合併症、そしてHIV/AIDSのような致命的な感染症に進行する可能性がある。
心理的な影響も大きく、特に若年層は恥ずかしさから病気を隠す傾向がある。知識不足により、発見や治療が遅れることが多く、感染が拡大するリスクが高まるとされている。
専門家は、性教育の普及が性感染症の予防に最も効果的な手段の1つであると強調している。
家族による基本的な性教育が学校教育と連携し、子供が早期に症状を認識し、適切な医療機関で診察を受けることが重要である。
患者はパートナーにも検査と治療を受けるよう促すことが推奨される。また、性感染症の予防知識を身につけ、定期的な健康診断を行うことが重要である。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。