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若者の間で誤った性知識、性感染症の増加が問題に

<写真:eva.vn>
ベトナムでは若者が性行為に対する間違った知識を持ち、感染症に罹患する事例が増加している。
ハノイ市の17歳少年はオーラルセックス(口腔性交)による性行為を安全であると誤信し、見知らぬ男性とオーラルセックスを行った後、数日後に口内に潰瘍が現れ、病院で淋菌感染が確認された。
これは、ベトナムにおける若者の間で、性行為の安全性に対する理解不足が深刻な問題となっていることを浮き彫りにしている。
少年は避妊具がなかったため、オーラルセックスを選択すれば安全であると考えたという。
最初は口内炎や口腔内の皮膚炎と考え、自身で薬を購入して使用したが、症状が悪化し病院に訪れた。
これは多くの人が抱える誤解であり、淋菌やHIVなどの病原菌は口腔から性器へと感染するリスクがある。
ある16歳の少女は、見知らぬ相手とのキスから2週間後に口内に腫瘍が発生し、ヒトパピローマウイルス(HPV)による尖圭コンジローマに感染していた。
少女は性的接触がなかったと主張しているため、バーで知り合った相手とのキスが感染源と考えられている。
このように、HPVは性行為だけではなく、キスや皮膚接触を通じても感染する可能性がある。
若者の間で性行為に関する知識不足が広がっている背景には、安全な性行為に対する理解が乏しいことが挙げられる。
2023年にホーチミン市、ドンナイ省、カントー市の50の大学と専門学校で行われた調査によれば、参加者の大半が19歳でありながら、安全な性行為の定義を正確に理解している者はわずか21%であった。
また、ある病院には毎月約100人の青少年が性行為に関連する病気の診察を受けに来るが、そのうち80〜90%がオーラルセックスにリスクがあることを認識していないという。
この問題に対し、医師たちは性行為におけるリスクを避けるための教育の重要性を強調しており、HPVや肝炎B型のワクチン接種を推奨するとともに、避妊具を適切に使用することが重要であると訴えている。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。