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ハノイ・紅河に連日の大型橋梁、チャンフンダオ橋の建設に着手

<写真:sggp.org.vn>
ハノイ市人民委員会は9日、紅河(ホン川)を横断する「チャンフンダオ橋」の建設工事を正式に開始した。
事業費は約15兆9670億ドン(約991億円)に上る。今回の着工は、首都ハノイの解放71周年(1954年10月10日〜2025年10月10日)を記念する事業の一環として位置づけられている。
本橋は紅河に架かる18本の道路橋の1つとして、ハノイ市の都市交通網整備計画に基づいて建設される。
マイ・ヴァン・チン副首相は着工式において、本事業がハノイ市の基盤インフラを段階的に完成させるとともに、都市の象徴となる構造物の1つとなることを強調した。
また、工事の安全性や品質の確保、工期の厳守についても言及し、政府として引き続き指導・監督にあたる姿勢を明らかにした。
橋の起点はハイバーチュン区クアナム街区のチャンフンダオ通り交差点、終点はロンビエン区のグエンソン通りに接続する。
橋梁の全長は約4.18kmであり、そのうち主橋部分は870m、6つのアーチから構成される。
橋のデザインには、無限大記号を象った鋼製アーチ構造が採用されている。両側の取り付け道路は合計約1.15kmに及び、PC箱桁や中空スラブ桁を用いた構造となる。
さらに、橋の建設に際しては、3箇所の主要な立体交差点を設けることで、既存の道路網との円滑な接続が図られる。
ハノイ市当局は関係機関に対して、施工業者と密接に連携しながら、関連法令を遵守し、工事を円滑かつ迅速に進めるよう指示している。
なお、前日の10月8日には、総工費7兆3000億ドン(約453億円)を投じた「トゥオンカット橋」の建設も着工されている。
わずか2日間で紅河に2本の大規模橋梁の建設が始まったことにより、ハノイ市の東西連結性は一層強化され、地域経済の発展および住民の生活の質の向上が期待されている。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。