おすすめのプロモーション
Loading...
Loading...
Loading...

ハノイの西湖周辺、高架橋建設を含む大規模な再開発

2025年03月11日(火)07時00分 公開
ハノイの西湖周辺、高架橋建設を含む大規模な再開発

<写真:ngoisao.vn>

 

ハノイ市は西湖(タイ湖)周辺の都市計画を見直し、道路の拡張および高架橋の建設を含む大規模な再開発計画を推進する方針を明らかにした。

 

この方針は7日に開催された関係会議において、同市人民委員会のズオン・ドゥック・トゥアン副委員長が示した結論に基づくものである。

 

タイホー区および不動産開発大手サングループによる提案が概ね了承された形となった。

 

再開発計画には、観光インフラの整備として水上バスの船着場やトゥイスー湖とダムチー湖を結ぶ連絡橋の建設が盛り込まれているほか、静的交通施設、遊歩道、景観整備、排水処理施設の整備も含まれる。

 

また、クアンアン通りおよびトゥーホア通りの車道幅を21mに拡張する方針が示され、交通の円滑化と都市景観の向上が図られる。

 

特に注目されるのは高架橋の構想であり、単なる交通インフラにとどまらず、芸術性や景観との調和を重視したデザインが求められている。

 

設計においては、橋脚のスリム化により水面への影響を最小限に抑えること、さらには西湖の水位変動や景観との整合性を考慮した色彩計画、植栽や照明の配置なども検討対象とされている。

 

タイホー区に対しては、クアンアン半島周辺の重点プロジェクト推進のため、公共投資によるモデル設計の即時実施が指示された。

 

加えて、グエンディンティー通りやチックサイ通りなど、周辺道路に関する幅員、車線数、歩行空間、公園スペースの配置計画についても再検討が求められている。

 

市はまた、トゥイスー湖とダムチー湖を結ぶ連絡橋や船着場に関して、機能性の確保とともに、規模の抑制および美観への配慮を重視した設計とするよう要請している。

 

資金調達については、民間資本および官民連携(BT方式)による投資が想定されており、市の財政局に対しては適切な投資メカニズムの検討が指示された。

 

加えて、湖周辺の未開発地を活用した対価提供の可能性も視野に入れられている。

 

西湖はハノイ市最大の自然湖であり、面積は500haを超え、周囲は約15kmに及ぶ。

 

今回の再開発計画は都市景観の保全と交通インフラの整備を両立させる象徴的な取り組みとして位置づけられており、今後の都市開発の方向性を示す重要な一歩となる見通しである。

 

 

[© poste-vn.com 2012-2025 All Rights Reserved.]
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。


行きたいお店を見つける
Loading...
Loading...
Loading...
ホーム ニュース 生活情報 お店探し 掲示板