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ホイアンが観光環境整備を強化、物乞い等の排除と秩序回復

2025年10月23日(本日)07時00分 公開
ホイアンが観光環境整備を強化、物乞い等の排除と秩序回復

<写真:laodong.vn>

 

ベトナム中部に位置する古都ホイアンでは、観光環境の改善を目的として違法営業の取り締まりが強化されている。

 

現地当局は、路上販売や物乞い、無許可の物品販売といった行為に対し、組織的な排除措置を講じた。

 

その結果、旧市街および周辺の観光地では秩序が回復しつつあり、落ち着いた雰囲気が戻り始めている。

 

ホイアン地区人民委員会のグエン・タン・クオン委員長によれば、2025年7月以降、行政機関の再編を契機として取り締まりを本格化させた。

 

特に観光客が多く集まるグエンフックチュウ通りや来遠橋周辺では、歩道を占拠する露店や物乞いの数が著しく減少しており、夜間も平穏な環境が保たれているという。

 

観光地における騒音問題も、取り組みの重要な対象となっている。

 

カムタイン地区のニッパヤシ林周辺では、観光用の小舟に持ち込まれるカラオケ機器の騒音が長年にわたって問題視されてきた。

 

これに対し、当局は音量制限区域を新たに設定し、巡回体制を強化することで改善を図った。

 

カムチャウ地区の宿泊施設経営者からも「最近は平穏を取り戻し、観光客の満足度が向上している」との声が上がっている。

 

観光業の健全な発展と文化遺産の保全を両立させるため、2025年7月よりホイアン市は3つの坊と1つの社に再編され、地域間の連携体制が整備された。

 

これにより、各坊社が観光政策や文化イベント、対外交流などの分野で協力し合い、遺産都市としての統一的な保護と管理が進められている。

 

こうした取り組みの背景には、観光収入の果たす重要な役割がある。

 

2012年から2025年半ばまでにホイアンを訪れた有料観光客数は延べ1740万人を超え、そのうち約1400万人は外国人観光客である。

 

遺産地区の入場料収入は累計で1兆9000億ドン(約108億6800万円)に達しており、地域経済に大きく寄与している。

 

1999年にユネスコ世界遺産に登録されたホイアン旧市街は、約1400件の歴史的建造物と多様な無形文化遺産を擁し、ベトナム観光の中核をなす存在である。

 

ダナン市人民委員会や文化省の関係者は、今後も一体的な管理モデルを通じて、都市遺産としての価値と整合性を維持し続ける必要性を強調している。

 

 

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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。


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