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アフリカ豚熱感染豚を違法販売、ハノイで屠殺業者ら3人を起訴

2025年10月24日(本日)07時00分 公開
アフリカ豚熱感染豚を違法販売、ハノイで屠殺業者ら3人を起訴

<写真:kenh14.vn>

 

ハノイ市公安経済警察部は22日、アフリカ豚熱に感染した豚の肉を違法に販売していたとして、屠殺業に従事する夫妻および養豚場の経営者の計3人を、食品安全法違反の容疑で起訴したと発表した。

 

起訴されたのは、ハノイ市チュオンミー郡で豚の屠殺と販売を行っていたブイ・ティ・ホアイ・フオンおよびファム・ヴァン・ドン夫妻と、ホアビン省の養豚場主であり畜産技師でもあるレー・フー・ヒエップである。

 

警察の調査によれば、夫妻は経済的困窮を理由に、2025年初頭からアフリカ豚熱に感染した豚やすでに死亡した豚を周辺の養豚場から安価で仕入れ、各地の市場や労働者向け食堂などに販売していた。

 

市場における健康な豚の価格が1kgあたり6万ドン(約347円)であるのに対し、感染豚は2万5000ドン(約145円)、死亡豚はさらにその半額で取引されていたという。

 

10月14日未明、警察は市場管理局および畜産・獣医局と連携し、夫妻が感染豚を屠殺・販売している現場を摘発した。

 

ハノイ市内の市場および自宅からは、計837kgに及ぶ豚肉と内臓が押収され、その一部には腐敗が進行しているものも含まれていた。

 

夫妻の供述によれば、押収された豚肉の一部はホアフー村の養豚場主ヒエップから仕入れたものであった。

 

ヒエップは自身の農場でアフリカ豚熱の発生を認識していたが、損失を回避するため、死亡直前の豚を違法に販売していたことを認めている。

 

その後の検査により、押収されたすべての豚肉およびヒエップの養豚場にいた豚からアフリカ豚熱ウイルスが検出された。

 

ヒエップの農場では計723頭、約61トンの感染豚が確認され、すでに地元行政および獣医局により焼却処分が実施されている。

 

なお、この事件の前日には、フート省においても38トンの感染豚肉を隠匿していた屠殺業者が同様に起訴されている。

 

アフリカ豚熱は豚にのみ感染するウイルス性疾患であり、人への感染は確認されていないが、人がウイルスの媒介者となる可能性があるとされている。

 

 

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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。


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