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増加するロシア人観光客、次の目的地はダナン
<写真:baovanhoa.vn>
ベトナム中部の都市ダナンは、ロシアおよびCIS諸国(独立国家共同体)からの観光客をチャーター便で再び迎える方針を打ち出した。
2026年10月末までに、14都市から計7万2000人の訪問が見込まれており、観光再興の一環として注目を集めている。
この取り組みは、ダナン市文化・スポーツ・観光局と旅行会社アネックス・ベトナムが連携して進めるものである。
モスクワ、サンクトペテルブルク、カザン、ノヴォシビルスク、ウラジオストク、アルマトイ、アスタナなどを発着地とし、アズール・エアおよびベトジェットエアがボーイング767、777、エアバスA330といった大型機を使用して運航する。
2026年4月から10月にかけて、月間約70便を予定しており、約1万3000人の観光客を受け入れる見通しである。
観光客の平均滞在期間は10泊以上とされており、バーナーヒルズ、ソンチャー半島、五行山、ホイアン旧市街、ゴールデンブリッジなど、ダナンおよびその周辺の主要観光地を訪問する計画である。
宿泊面では、2つ星から5つ星までのホテル110軒以上と提携し、1日あたり2000室を確保する体制を整えている。
近年、ロシア人観光客はニャチャンやフーコックに集中する傾向があったが、コロナ禍以前にはダナンも一定数を受け入れていた実績がある。
アネックス・ベトナムによれば、ロシア人観光客は「高い消費性向と温暖な海辺を好む傾向」が強く、ベトナムにとって有望なターゲット市場と位置づけられている。
2025年のロシアからの訪問者数は全国で42万5000人を超える見込みであり、ベトナムはロシア人旅行者にとって訪問数第3位の目的地となっている。
中でも、40代の旅行者は特に消費額が高く、リゾート志向が強い層とされている。
ダナン市の観光当局は、今後ロシアおよびCIS諸国からの観光客を安定的に誘致するため、インフラ整備やサービスの質の向上に一層注力する方針である。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。