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増水湖での毎年の危険な慣例、濁流の中で住民が魚獲り

2025年11月20日(木)07時00分 公開
増水湖での毎年の危険な慣例、濁流の中で住民が魚獲り

<写真:dantri.com.vn>

 

ベトナム中部クアンガイ省に位置するリエットソン湖において、連日の大雨によって湖の水位が上昇し、魚が湖外へ流出する現象が発生した。

 

これに伴い、多くの住民が洪水吐き付近に集まり、急流の中で魚を捕獲する様子が確認されている。

 

11月17日正午頃、SNS上には大量の魚が水流とともに湖外へ流れ出す映像が投稿され、大きな注目を集めた。

 

映像には勢いよく流れる水の下で、網を手に魚を捕まえる住民の姿が記録されている。流出した魚の多くはコイやハクレンとされる。

 

現地住民によれば、毎年雨季になると同様の現象が繰り返されるため、水位の上昇に合わせて魚捕りを行うことが半ば慣例となっている。

 

しかしながら、洪水吐き周辺の水流は極めて速く、水深も深いため、事故のリスクは非常に高いとされる。

 

同省灌漑施設管理会社のハー・テー・ヴィン社長は当日、急激な降雨によって湖の貯水量が大幅に増加し、越流が発生したと説明している。

 

また、地元当局と連携して住民に対して危険性を周知しているが、法的拘束力がないため、行動を完全に制限することは困難であるとの認識を示した。

 

リエットソン湖は総流域面積約37k㎡を有し、クアンガイ省南部に広がる約2500haの農地に灌漑用水を供給する、地域にとって極めて重要な水源である。

 

今回の一件は自然災害時における住民の行動と、それに対する安全管理の在り方について、改めて課題を突きつけるものとなった。

 

 

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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。


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