おすすめのプロモーション
Loading...
Loading...
Loading...
米国旅行誌記者、ベトナム南部で「二つの世界」を体感
2025年12月17日(本日)07時00分 公開
<写真:znews.vn>
米国の旅行誌『CN Traveller』の記者であるクリス・シャルクス氏は、ホーチミン市からメコンデルタにかけての旅の中で、都市と農村という対照的な「二つの世界」の姿を生き生きと描写した。
ホーチミン市では、夕暮れ時にもなお蒸し暑さが残り、900万台のバイクと1100万人の生活音が街全体に響いていた。
記者はベスパにまたがり、狭い路地を縫うように走り抜けながら、ネオンサインが輝くバーや高層ビルが林立するエリアを巡り、市の急速な都市化と再開発の現場を目の当たりにした。
一方、メコンデルタでは、広大な水田や果樹園、複雑に入り組んだ水路が広がる自然豊かな風景が広がっていた。
カントー市では、水上マーケット「カイラン」を訪れ、伝統的な水上生活の文化に触れた。
地元住民は観光客を温かく迎え、自家製の酒や炙った田ネズミをふるまうなど、素朴で親しみのあるもてなしを見せた。
この地域はもともと湿地帯であったが、幾世代にもわたる水路整備を経て、現在の農業基盤が築かれてきた。
住民同士が助け合いを重んじる文化は「遠くの兄弟より近くの隣人を頼れ」というベトナムのことわざにもよく表れている。
記者はさらに、クメール寺院やチャム族の水上集落も訪れ、ベトナム南部に根付く多様な宗教文化にも触れた。
旅の終盤にはチャウドックで夕景を眺めながら「土地と水、そしてベトナムの魂が絶え間なく流れるようであった」と締めくくっている。
本紀行文は、ベトナムが持つ多様性とその奥深い魅力を、海外旅行者の視点から改めて浮き彫りにするものである。
[© poste-vn.com 2012-2025 All Rights Reserved.]
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
あなたにおすすめの記事
もっと見る
Loading...
Loading...
Loading...