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偽装原料で粉ミルク約450万缶、売上は約25億円
2025年12月22日(月)07時00分 公開
<写真:baomoi.com>
ハノイ市に本拠を置くZホールディングの幹部らが、偽装原料を用いた粉ミルクを大量に製造・販売したとして、ベトナム最高人民検察院はホアン・クアン・ティン会長を含む幹部3人を食品偽装などの罪で起訴した。
問題の粉ミルクは、登録された原料配合とは異なる内容で製造されたもので、26種類・約450万缶に及ぶとされている。
起訴状によれば、Zホールディングは2023年以降、粉ミルクの生産を外部委託から自社内製へと切り替える方針を取り、子会社ネイチャー・メイド社を設立した。
その際にコスト削減を目的として、既存製品および新製品の双方において、原料の一部を別の成分に置き換える、あるいは削減するように指示したほか、ビタミンやミネラルなどの添加も省略していた。
これにより、登録された配合基準を満たさない製品が製造されたが、同社は配合変更後も再登録や成分の再検査を行わず、不正に検査成績書を取得して製造・販売を継続していたという。
捜査当局は、市場に出回った製品の中に、実際の栄養成分が表示値の70%を下回るものを確認し、これを法令上の「偽装粉ミルク」に該当すると認定した。
ネイチャー・メイド社が販売した偽装製品の売上は約4170億ドン(約24億6000万円)、税引前利益は約730億ドン(約4億3100万円)に上るとされる。
販売は主にオンラインで行われ、著名なインフルエンサーを起用した広告展開や、多層的な流通網を通じて広範に流通していた。
本事件では、起訴された幹部3人のほか、会計規定違反や食品偽装などの容疑で計18人が起訴されている。
加えて、売上の過少申告による脱税行為や資金洗浄の疑いも浮上しており、当局は事件の全容解明を進めている。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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