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ホーチミン中心部の路地裏住宅、不人気・売れにくい理由
2025年12月30日(本日)07時00分 公開
<写真:nld.com.vn>
ホーチミン市では旧正月(テト)を前にしても不動産取引が低調であり、特に都市中心部の路地裏に位置する住宅の売却が困難な状況にある。
これに対し、郊外にある簡素な住宅には購入希望者が集まり、売買が活発に行われており、地域によって明確な差が生じている。
不動産業者によれば、都市部の住宅価格は高騰の一途をたどり、実需層の購買力を大きく上回っているという。
たとえば、ビンタイン区のある住宅は140億ドン(約8330万円)と高額で、数か月間買い手がつかず、値下げ後も依然として売却には至っていない。
一方で、タンヴィンロック村に所在する法的整備が不十分な簡素な住宅は、20億ドン(約1190万円)前後という手頃な価格で短期間に取引が成立している。
業界関係者はこの傾向について、市場が「価格の絶対値」「用途」「購入者の資金調達力」によって選別される局面に入っていると分析している。
都市部の路地裏住宅は、価格の高さに加え、狭隘な道路や駐車スペースの不足といった生活環境面での難点が目立ち、購買対象から外されるケースが増えている。
一方で、郊外の物件は手頃な価格設定に加え、将来的な地価上昇や法的整備の進展への期待感もあり、居住用のみならず、投資や土地保有目的での需要も高い。
とりわけ、地価高騰が続く中、現金購入や親族からの借入といった現実的な資金調達が可能な価格帯であることが、幅広い購買層の支持を集めている。
このような背景から、不動産市場は「高価格=高需要」という時代を終え、「実需に即した価格と価値」を重視する段階へと移行している。
都市中心部の高額物件が売れ残る一方で、郊外の低価格物件に資金が流入する構造的な変化が、顕在化しつつある。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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