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ハノイで広がるブンチャー屋の煙公害、住民の健康と生活に深刻な影響

2026年01月08日(昨日)07時00分 公開
ハノイで広がるブンチャー屋の煙公害、住民の健康と生活に深刻な影響

<写真:dantri.com.vn>

 

ハノイ市内の各地で営業する路上のブンチャー店が排出する煙や臭いに対し、住民からの苦情が相次いでいる。

 

炭火焼きによる煙が住宅へ流入し、健康被害や生活環境の悪化を引き起こしているためである。

 

ハノイ・タインスアン区チンキン通りに住む男性は、隣接するブンチャー店からの煙と臭いを避けるため、部屋の隙間を発泡スチロールで塞ぎ、ベランダには一年以上洗濯物すら干せない状態を強いられている。

 

「ドアを開けると焼き肉の臭いで吐き気がする。窓は5分以上開けられない」と語り、深刻な生活の支障を訴えている。

 

同様の被害は市内各地で報告されている。ホアンキエム区ハンザイ通りでは、住宅街の路地にあるブンチャー店が日常的に煙を撒き散らしており、住民は防毒マスクを常備し、週末には子どもを親戚宅に避難させているという。

 

地元アプリ「iHanoi」には、飲食店による環境汚染に関する通報が月に数百件寄せられており、そのうち半数以上がブンチャーや揚げ春巻き店の煙に関するものである。

 

一方で、店舗側も苦境を抱えている。ホアンキエム区のある店主は「炭火でなければ味が落ち、客が離れる」とするとともに、経済的に高額な排煙設備の導入は困難であると説明する。

 

現行の環境保護法では、未処理の有害排気の放出は禁止されており、違反した場合は罰金や刑事責任が科される可能性がある。

 

しかしながら、小規模かつ路上営業が多いブンチャー店に対する法の執行は難しく、現状では実効性に乏しい。

 

呼吸器専門医によれば、炭火と調理油から発生する煙には多くの有害物質が含まれており、長期間曝露されることで肺がんや慢性呼吸器疾患のリスクが高まるという。

 

中国における研究でも、調理中の煙に長期曝露された非喫煙者において肺がんリスクの顕著な上昇が確認されている。

 

専門家は、行政による罰則の強化だけではなく、代替技術の導入支援や排煙設備の基準整備といった包括的な対策が不可欠であると指摘する。

 

住民の間からは「一人の生計のために多くの人が健康を犠牲にすべきではない」との声が上がっており、社会全体での課題解決が求められている。

 

 

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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。


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