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ホアンキエム湖周辺の歩道、深夜まで続く「路上飲食スポット」に変貌

2024年11月13日(昨日)07時00分 公開
ホアンキエム湖周辺の歩道、深夜まで続く「路上飲食スポット」に変貌

<写真:tuoitre.vn>

 

ハノイ市のホアンキエム湖(西湖)沿いの歩道が、昼夜を問わず食事や飲み物を提供する店で占拠される状況が続いている。

 

ハノイ市当局はこれまで歩道を歩行者に戻すために複数回取り締まりを行ってきたが、占拠状況はむしろ悪化し、利用客で賑わいを見せている。

 

11月10日午後、現地取材によると、湖沿いのチックサイ通り、グエンディンティー通り、ベーホー通りではカフェや軽食店が歩道に座席を並べて営業していた。

 

客のオートバイも沿道に所狭しと並べられており、一部の歩道ではわずか50〜60cmの幅しか残されていない箇所も見られる。

 

このため、住民の多くが歩道を避けて車道に降り、ジョギングや散歩を余儀なくされている。

 

毎日ジョギングをしているという地元住民のトゥー氏(32)は「以前は湖の周辺は広々として心地良かったが、最近は空間が逼迫し、歩道には車やテーブルが溢れていて走る場所がない。仕方なく車道を走ることになって危険」と不満を語る。

 

また、10日夜の現地視察でも、歩道にビニールシートを敷き、テーブルと椅子を並べて飲食客を迎える店舗が多く確認された。

 

湖沿いのバーなどでは「モッハイバー」の掛け声が夜遅くまで響き、周辺はまるで屋外レストランのような賑わいを見せている。

 

ベーホー通りでは広範囲にわたって大型椅子が並べられ、通行人の通行が遮られる状況である。

 

こうした現状に対し、11月11日にホータイ区人民委員会のグエン・ディン・クエン委員長は「度重なる取り締まりにもかかわらず、依然として歩道の占拠が後を絶たない」と述べ、対応の困難さを強調した。

 

クエン氏によれば、地域住民の駐車スペースの確保を試みているが、歩道の幅が狭くニーズが高いため、占拠が繰り返される状況にあるという。

 

ホータイ区当局は再発防止のため、地域の197委員会(歩道管理を担当する委員会)の業務改善を図るため追加予算を検討しているが、クエン氏は「現状では歩道の幅が基準に満たないため、夜間営業エリアを設けるのは難しい」と述べ、対策の難航を認めた。

 

歩道占拠問題は住民からの関心も高く、「いつの日か歩道が本来の姿に戻ることを願う」との声も上がっている。

 

 

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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。


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