おすすめのプロモーション
Loading...
Loading...
Loading...

北部で寒暖差による健康リスク拡大、心臓・脳への影響に専門家が警鐘

2026年01月19日(月)07時00分 公開
北部で寒暖差による健康リスク拡大、心臓・脳への影響に専門家が警鐘

〈写真:phunuvietnam.vn〉

 

ベトナム北部では現在、早朝の厳しい冷え込みと日中の強い日差しが交錯する異常気象が続いており、これに伴う健康被害が深刻化している。


医師らは、1日の中で急激に変動する気温が心血管系や呼吸器系に過大な負荷を与え、脳卒中や心筋梗塞などの重大な疾患の発症リスクを高めていると警告している。


ベトナム高圧酸素・潜水医学会に所属する医師によれば、朝晩の寒さと日中の暑さが交互に繰り返される環境下では、体温調節機能が頻繁に切り替わることとなり、身体の恒常性を維持する機構にとっては大きな負担となるという。


特に朝方は、寒冷によって皮膚の血管が収縮し、血液が心臓や脳、内臓に集中するため血圧が急上昇する。


この状態に、睡眠中の水分喪失による脱水傾向が重なると、血液の粘度が増し血流が滞りやすくなり、結果として脳出血や血栓による動脈閉塞のリスクが高まるとされている。


一方、日中は気温が急上昇することで末梢血管が拡張し、一時的に血圧が低下する。この影響で、めまいやふらつきといった症状が発生する可能性がある。


さらに、夕方以降に再び冷え込むことで血管が再収縮し、血圧が乱高下を繰り返す。


こうした急激な血管の収縮と拡張は、動脈硬化によって形成されたプラーク(粥腫)の剥離や、動脈瘤の破裂といった深刻な血管事故の引き金となり得る。


特に高齢者にとっては、命に関わる危険性をはらんでいる。


呼吸器系にも寒暖差の影響は及ぶ。朝の冷たく乾燥した空気は、気道粘膜から水分を奪い、線毛の働きを低下させる。


これにより、ウイルスや細菌が気道に侵入しやすくなり、気管支炎や肺炎などの感染症を引き起こす要因となる。


喘息や慢性閉塞性肺疾患(COPD)を抱える患者にとっては、気温および湿度の急変が発作の誘因となるため、特に注意が必要である。


専門家は、高齢者、幼児、高血圧や心疾患、糖尿病、心不全といった基礎疾患を持つ者、ならびに屋外での作業に従事する労働者などを「高リスク群」と位置づけ、慎重な健康管理を呼びかけている。


対策としては、衣服を重ね着して体温調節を容易にすること、早朝6〜7時以前の外出を控えること、起床直後にすぐ動き出すのではなく、布団の中で軽くストレッチを行ってから起き上がることが推奨されている。


また、食生活の面では、粥やスープといった温かく消化に優しい食事を心がけるとともに、生姜やニンニク、シナモンなど、身体を内側から温める香辛料を積極的に取り入れることが望ましい。


寒暖差に適応するためには、個人の生活習慣全体にわたる注意と準備が不可欠である。


気候の急変が日常生活にもたらす影響は小さくない。特に心血管疾患や呼吸器疾患を抱える人々にとっては、命に直結するリスクとなり得る。


今後も異常気象が常態化する可能性が指摘される中、社会全体での予防意識の向上と対策の徹底が求められている。

 

 

[© poste-vn.com 2012-2026 All Rights Reserved.]
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。


行きたいお店を見つける
Loading...
Loading...
Loading...
ホーム ニュース 生活情報 お店探し 掲示板