ベトナム、移民に友好的な国ランキングで上位にランクイン

2018年03月25日(日)00時00分 公開
ベトナム、移民に友好的な国ランキングで上位にランクイン

 

 

ベトナムへの移民の80パーセント以上がベトナムは移民に対し友好的だと考えており、16パーセントが永住したいと考えている。

現在世界的に移民が増加するのに伴い新たに作られた「世界で最も移民に友好的な国ランキング」でトップ10に入った。

ベトナムはインターネーションズが調査した2018年のエキスパート・インサイダー(Expat Insider)で、昨年より3位上昇し、9位という結果になった。

ベトナムへの移民の81パーセント以上がベトナムは移民に友好的だと回答し、73パーセントがベトナムは移住しやすい国だと回答したことがこの調査からわかった。

さらに、56パーセントはベトナムでは地元住民の友人を作りやすいと回答し、16パーセントが永住を検討していることが判明した。

50%以上は、最大5年は同国に滞在する予定であると答えており、この割合は世界の平均よりも35パーセント上回っている。

「ベトナムの人々は素敵で優しく、私はこの街のフレンドリーな雰囲気が大好きだ」というホーチミンで暮らす韓国人移民の発言を火曜日にインターネーションズは話したと報じる。

インターネーションズは海外で生活・仕事をする人々に向けた世界最大のネットワークを持保有しており、今年は188の国と地域からの1万3000人近くの移民を調査し、65カ所の経済圏を格付けした。

世界で最も幸福な移民ランキングではポルトガルが上位にランクインした。移民の多くが自分の故郷のように感じるという台湾と、定住と現地の文化への適応を望むメキシコに続いてポルトガルがランクインしている。

カンボジア、バーレーン、コスタリカ、オマーン、コロンビア、カナダも世界で最も移民に友好的な国のトップ10に入っている。

調査によると、米国は36位となる一方、最も友好的でないのはフィンランド、チェコ、スイス、オーストリア、クウェートだという。

ベトナムでは約8万2000人の外国人が暮らし、働いている。

2017年9月のHSBC調査では、わずか28パーセントの移民が祖国よりもベトナムでの生活の方が充実していると答え、多くの移民がベトナムでの生活に満足していないことが判明した。その結果のあとでの今回の高評価は、注目度が高い。

HSBCによると、ベトナムの移民の平均収入は2017年には8万8096ドル(約916万1984円)となり前年より14.5パーセント落ち込んだ。この数字は世界平均を下回っている。一方でベトナム人労働者の昨年の平均収入は2200ドル(約22万8800円)となっている。

 

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