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バンブー航空、非常口付近への座席追加を否定
<バンブー航空が運航するエアバス320型機内で、非常口付近に座席が設置されている様子>
ベトナムの国内航空業界に新規参入したバンブー航空は、先週末、インターネット上で拡散している航空機の設計に反して非常口付近に座席を追加で設置しているという疑いに反論した。
バンブー航空機内の非常口付近に2列分の座席が設置されている様子を捉えた3枚の写真がソーシャルメディア上に公開され、物議を醸していた。
利用客はバンブー航空が意図的に非常口付近に座席を追加したのかどうか疑問に感じたという。
拡散された写真に対するコメントには、バンブー航空が安全規則に違反し、1フライトあたりの定員人数を超えて追加の座席を設置しているという批判の声が多くあったという。
31日、バンブー航空の代表はTuoi Tre(Youth)新聞の取材に対し、今回の批判を強く否定し、座席の追加や機体のデザイン変更は行っていないと主張した。
バンブー航空は話題となった写真はエアバス320型機で撮られたものだと認めた。
<エアバス機内の非常口付近に元々座席が設置してあることを示す設計図(バンブー航空より)>
欧州航空安全機関(EASA)で承認されているエアバスA320型機のデザインでは、4つの非常口が設置されており、2つは座席付近にあり、残りは通常の位置に設置されているという。
緊急避難する際、非常口から主翼上に出られる構造となっている。
バンブー航空は、座席は特別な非常口の間に設置されており、緊急時に備え17.78cmの通路も設置されていると述べた。
座席の設置を規定するベトナム民間航空局(CAAV)の代表は、写真のように非常口付近に座席を設置することは問題ないと話した。
同氏は、バンブー航空は写真を投稿した利用者に連絡し、座席の設置に関して説明をしたとつづけた。その後投稿された写真は削除されていたという。
以前、ベトナム航空も同様にエアバス320型機の非常口付近に座席を追加で設置していると批判を受けたことがある。
今回バンブー航空が受けた批判と同様、ベトナム航空もエアバス320型機のデザイン上、2つの非常口が座席付近にあると説明したという。
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