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ベトナム政府の決定受け、ベトジェットもB-737MAX使用中止へ
<ベトジェット機の様子(Cong Trung / Tuoi Treより)>
ベトナム政府が同国空域でのボーイング737MAX型機の運行を禁止したことを受け、3月13日にベトジェットが同社はボーイング737MAX型機を使用しておらず、エアバス機のみで運航していると声明を表明した。
同社は声明で「現在、エアバスA320ファミリー(サイズの異なる4機種)のみを運行している。平均機体年齢は2.82年だ。また、エアバス社の最新型であるA321neoも採用している」と述べている。
安全性やメンテナンスに関しては国際基準に合わせていると続けた。
また、声明では「運航する航空機の型の承認をはじめ、欧州航空安全機関(EASA)やアメリカ連邦航空局(EASA)、ベトナム民間航空局(CAAV)の定めた水準や規制に対応している」と書かれ、乗客の安全確保が最優先だと強調した。
また、同社は3月10日に発生したエチオピア航空墜落事故に言及し「現在、ボーイング737MAX型機の墜落事故を注視しており、同型機の使用に関しては世界の航空機関やベトナム民間航空局の決定やガイドラインに従って決定する。最新の機体を使用し、運行の質や安全性も高めていく。ベトジェットは今まで運航に成功しており、今後の計画は変わらない」と書かれていた。
ボーイング737MAXを使用して運行されたエチオピア航空302便は、ケニア・ナイロビ国際空港を離陸から6分後に墜落し乗客・乗務員157人全員が死亡した。エチオピア航空は墜落したボーイング737MAX型機1月に導入したばかりだったため、機体の安全性が疑問視されている。
2019年2月、ハノイで開催された米朝首脳会談の際、ベトジェット航空は合計127億ドル(約1兆5000万円)相当にも及ぶ。ボーイング737MAX型機100機の購入に関する契約書に署名した。
3月13日、ベトナム民間航空局は、ボーイング737MAX型機の安全性が立証されるまで同型機のベトナム空域での使用を禁止する声明を発表した。
発表によると、ボーイング737MAX型機の使用禁止は同日午前10時から次の発表があるまで適用される。また、同機を使用した新たな路線の承認も中止されるという。
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