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ベトナムバイク市場、今年上半期は低迷
<ラッシュ時にバイクで移動するホーチミンの人々(写真提供:Photo by Shutterstock/StreetVJ.)>
2019年上半期のベトナムでのバイク販売台数は、前年同時期6%減となる150万台だったという。市場が飽和状態に近い状態にあったことが背景にあると考えられている。
ベトナムバイクメーカー協会(VAMM)によると、今年の1〜3月は、国内のトップ5ブランドのバイク販売台数は74万9516台で、前年同期に比べ、4..39%減少した。
ベトナムのバイク市場は約95%がホンダ、ピアジオ、スズキ、SYM、ヤマハの4ブランドが占めている。
VAMM所属の5社でもホンダは現在、市場の約77パーセントを占めており、昨年6月末から4.5%シェア率が増加している。
一方で、他の4社の市場シェア率は増加はしていない。
今年のバイク販売の衰退は、市場が飽和状態に近づいているためだとVAMMは声明を出している。
バイク市場調査会社のMotorcycles Datas社によると、2018年にバイク販売台数が約340万台であったベトナムはインド、中国、インドネシアに次いで、世界で4番目のバイク大国だったという。
昨年、ベトナムでは一人当たりの新車バイク購入台数がもっとも高く、100万人あたりの新車販売台数は3万5000台を超えた。
Motorcycles Datas社によると「この数字はバイクの方が自動車より交通の便が良いというベトナムの交通事情を反映している。」という。
Motorcycles Data社の報告によると、インドと中国での昨年のバイク販売台数はそれぞれ、2150万台と1550万台だったという。
運輸省によると、2016年末時点で人口9200万人のベトナムにおけるバイク登録台数は4500万台だという。
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