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違法薬物300kgのラオス人運び屋に死刑判決

<法廷に立つラオス国籍のXeng Vang容疑者(写真提供:Photo by VnExpress/Quang Ha.)>
昨年10月にメタンフェタミン約300kgを運んでいたところを逮捕されたラオス国籍のXeng Vang容疑者(24)に対して、28日、裁判所が死刑を宣告した。
Vang容疑者は違法薬物を輸送したとしてクアンビン省裁判所から有罪判決を受けていた。
Vang容疑者は警察の取り調べに対して、2018年中頃、ダナンに薬物を輸送するため、ベトナム人のHang A Chinh氏に雇われたと供述している。
Vang容疑者は「Chinh氏はダナンについたらラオス行きの航空券を買うことを約束した。また、Chinh氏には万が一警察に捕まりこの事を証言したら、家族の身は危険になると言われた」語った。
Vang容疑者は薬物輸送が違法だと知っていたが、妻子の世話をする為にやむ得なかったと供述した。
2018年10月12日、Vang容疑者とChinh氏はダナンに向かう為、国道1Aをトラックで走行中にスピード違反でクアンビン交通警察に停止を命じられた。
2人は警察に賄賂を渡してその場をやり過ごそうと試みたもののうまくいかず、車を捨て近くの森に逃げたという。
警察は車を捜査し、茶袋のなかに隠されたメタンフェタミン300kgを発見した。
逃走から1日経ち、Xeng Vang容疑者(24)は逮捕され、Hang A Chinhさん(24)は遺体で発見された。
ベトナムは南アジアの薬物取引拠点として知られるゴールデンクレセントに次いで、世界第2位の薬物生産地域であるタイ、ラオスとミャンマーで構成されたゴールデントライアングルの中間地点に位置しているため麻薬取引拠点となっている。
600グラムを超えるヘロインまたは2.5キログラムを超えるメタンフェタミンを所持または密輸した者は、死刑に処せられる。
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