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空気汚染に伴いAirVisualのダウンロード数増加
環境モニタリングアプリ「AirVisual」がベトナム人から大きな注目を集め、先週、ダウンロード数が最も多いアプリの1つとなった。
先週、iOSデバイスでベトナム人がダウンロードした無料アプリの中で「AirVisual」は2番目に多く、Androidではベトナム人によるダウンロード数が41位にランクインした。
ベトナム語の天気アプリの中では、「AirVisual」のダウンロード数がiOSとAndroiの両方で最も多かった。
25日時点でのWeb解析サイト「SimilarWeb」からのデータによると、AirVisualのダウンロード数は6000回にものぼり、ベトナム人によるダウンロード数の多いiPhoneアプリ上位20位のうち、18位にランクインしたという。
ハノイとホーチミンでは大気汚染が深刻化し、住民にとって大きな懸念事項となっている。
「毎日出かける前にアプリを確認している。AirVisualのおかげで、大気汚染レベルに応じて野外での活動を調整でき、健康を守る取り組みをしっかりできている。」とAirVisualを利用するHong Quangさんは語った。
アプリでは近所の大気汚染レベルに関する情報が得られるため、自分と特に高齢者や幼児などの家族の健康を守るために必要な行動を取ることができると多くベトナム人利用者は話している。
スイスの大気質監視施設「IQAir AirVisual」によると、アプリに表示される大気質指標はリアルタイムに収集されているという。 汚染物質は米国の大気質指標値に基づいて測定されている。
「AirVisual」では、ハノイ14箇所の大気汚染測定所とホーチミン7箇所の大気汚染測定所からデータを収集している。
25日午前9時にはホーチミンの大気質指数(AQI)が「不健康」とされる159と観測された。一方、ハノイでは呼吸器または心臓に病気を患う人が著しく影響を受け、持久力が低下する「非常に不健康」とされる254を観測した。
30日朝、ハノイでは大気質指数が213となり、世界1万都市以上の中でも最悪の大気質を記録した。
100を超える大気質指数は、汚染しており、人体に不健康と見なされている。
25日朝の時点で、車両、工場などから放出されるPM2.5は1立方メートルあたり102.2マイクログラム(μg/ m3)と記録された。
世界保健機関の大気質ガイドラインでは、PM2.5 値が 10 μg/m3 増えると健康リスクが高くなるとされている。 ベトナムの国内でPM2.5の値は25μg/ m3と記録されている。
IQAir AirVisualの広報担当であるLouise Watt氏は、「AirVisual」がリアルタイムの大気質指標を提供することで、利用者が自身の健康を守り、大気汚染に対する認識を高めることに繋がっている。
北京などの都市で発生した空気汚染問題のように、人々が空気汚染が健康に悪いと認識すれば、問題を解決するための行動を始めるだろうと同氏は続けた。
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