ホーチミンにある9月23日公園ってどんな場所? 名前の由来などを紹介
9月23日公園を聞いたことがありますか。9月23日公園はホーチミン中心部に位置する緑豊かな公園です。公園周辺にはバスターミナルやフードコート、ショッピングセンターなどがあり、とても便利な場所です。今回は9月23日公園という名前の由来や公園内の様子を紹介します。
9月23日公園の名前の由来とは
9月23日公園という名前はとても斬新ですが、1945年の9月23日に定められた「南部抗戦の日」が由来になっています。過去の歴史をさかのぼると、1945年9月2日、ホーチミンがベトナムの独立宣言をしました。しかし、植民地支配をしていたフランスはベトナムの独立を認めず、1945年9月21日にフランス兵がベトナムに上陸しました。同年9月23日、ホーチミンはこれに抵抗するためにベンタイン市場前に集まりフランス軍と戦いました。この戦いでフランス軍に勝利した南部市民は抵抗精神を忘れないようにと9月23日を南部抗戦の日と定め、記念日としました。9月23日公園という名前はこのような歴史的背景から付けられました。
9月23日公園には何があるの?
9月23日公園は緑豊かな場所で公園内には木々がたくさん植えられています。公園内には広場や池がありゆっくりとくつろげる場所です。ベトナム最大のイベントのテト正月には年越しイベントが開催されるので多くの人で賑わいます。
公園の様子
公園内では運動をしている人、ベンチでくつろいでいる人、友達とおしゃべりをしている人などたくさんの人が各々の時間を過ごしています。公園内には運動器具や子供用の遊具が設置されています。たくさんの木々が植えられて緑が多くリラックスした時間を楽しむことができます。
公園のすぐ近くにはバックパッカーが数多く訪れるブイビエン通りがあるので、外国人旅行者が多く、公園内では欧米人を見かけることがあります。
マーケット
公園中央の地下にはフードコートやショッピングコーナー、本屋など様々な店舗が入った市場のような場所があります。市場では家族連れの人々が多数訪れており、買い物や食事を楽しんでいる姿を見かけます。他にも公園で体を動かした後に立ち寄っている人もおり、とても便利な場所です。
この写真が入り口です。近くに駐輪場があり、バイクや自転車を止めて手軽に立ち寄ることができます。
マーケットの中にあるショッピングコーナーです。ショッピングコーナーでは野菜や果物などの食材だけでなく洗剤やタオルなどの日用品も販売しているのでとても便利です。
マーケット内にはフードコートもあり、ベトナム料理やフエ料理などベトナム全土の料理が販売されています。それぞれの店舗が屋台のように並んでいるので歩きながら様々な料理を見て楽しむことができます。
その他のイベント情報
普段はベトナム人の憩いの場として利用されている9月23日公園ですが、定期的にホーチミンで行われるイベントの多くはこの公園が開催場所となることが多いです。ベトナム最大のイベントのテト正月前夜の大晦日には、政府の方々や人気モデル、歌手といった有名人が終結し最大のイベントが行われます。また、その様子が国営テレビで放送されるなど、9月23日公園はベトナムでとても有名な場所です。
その他にもオランダフェスティバルやジャパンフェスティバルといった諸外国の文化を紹介するイベントが開催されています。
基本情報
- 住所:Pham Ngu Lao, Dist1, Ho Chi Minh City
- トイレ:有
- バイク置き場:有
まとめ
9月23日公園は現地のベトナム人の日常生活が垣間見える場所です。ベンタイン市場からすぐ近くということもあり観光の合間の休憩に立ち寄ってみるのもいいかもしれません。ベトナムらしいローカルな雰囲気に浸ってみてはいかがでしょうか。
※この記事に記載されている情報は2018年7月のものです。本記事に記載されている情報は予告なしに変更される場合がございますが、ご了承ください。
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