ベトナムのバレンタイン事情|プレゼントやデートスポットなども紹介
2月14日はバレンタインデーです。
日本では2月になるとデパートなど至る所でチョコレートが販売され、女性が思いを寄せる男性に贈る「本命チョコ」や仲の良い友達に渡す「義理チョコ」、女性同士で渡し合う「友チョコ」などが文化になりつつありますよね。
ベトナムでは日本のように、バレンタインデーにチョコをあげるといった文化はあるのでしょうか?
今回はベトナムのバレンタイン事情について詳しく紹介していきます!
ベトナムにバレンタインはあるの?
ベトナムにもバレンタインがあり、日本と同様2月14日がバレンタインデーです。
ベトナム語でバレンタインデーは「Ngày lễ tình yêu(ンガイレーティンイエウ)」と言い、「愛の日」という意味だそうです。
ベトナムのバレンタインは日付は同じでも、女性が男性へチョコレートをあげる日本の文化とは異なります。
ベトナムでは日本とは真逆で、男性から女性へ日頃の感謝を込めてプレゼントを贈るのが文化なのです。
ちなみに、日本ではバレンタインのお返しをする日としてホワイトデーがありますが、ベトナムにはホワイトデーの文化はありません。
バレンタインに贈りものをするという習慣が浸透したのはここ最近のことなので、ホワイトデーのようにプレゼントのお返しをする文化はまだ根付いていないようです。
バレンタインデーの他に、3月8日の「国際婦人デー」、10月20日の「女性の日」にも女性がプレゼントをもらうことができる日はベトナムに1年に3回ある一方で、男性がプレゼントをもらうことができる日は1年に1回も無いのだそう。
女性ばかりがプレゼントをもらうなんて不公平では? と感じる方もいるかと思いますが、ベトナム人男性によると、女性がプレゼントを貰う日以外の、残りの362日は男性の日と捉えているそうです。
バレンタインデーをはじめ、国際婦人デーや女性の日には日頃一生懸命働く女性に感謝の気持ちを伝えるため、プレゼントを贈ります。
男性は女性に何を贈る?
花束
ベトナムのバレンタインデーでは、一般的に男性から女性へ一輪の赤いバラや花束をプレゼントするのが一般的です。バレンタインが近づくと、街中で花束を販売する人々の様子が目につくようになります。
バレンタインデーが休日と重なった場合、ダラットに旅行に出かけるカップルも多いのだとか。
ダラットは恋人の聖地としてベトナム人に親しまれている場所です。
その理由の1つとして挙げられるのが「花」。ダラットは東南アジアの中でも標高が高いため色とりどりの花が咲くのが特徴です。
また、ダラットの中心市街地にある「ダラット市ガーデン」では、毎年フラワーフェスティバルが開催され、広大な敷地に所狭しと花が咲き誇り、フラワーアートを鑑賞することができます。
チョコレート
日本では「バレンタインデー=チョコレート」というイメージを持つ方が多いのではないでしょうか?
近年、ベトナムでもバレンタインデーにチョコレートをプレゼントするという方も増加しているそうです。
日本では「本命チョコ」の他に、友人や会社の上司、同僚などにもチョコレートを配る「義理チョコ」の文化があります。
ベトナムではバレンタインデーがイベントとして認知されるようになったのは最近のことなので、義理チョコの文化はありません。
しかし、トレンドに敏感な若者の間では、親しい友人にチョコを渡すこともあります。
ブーケ
花束以外にも、現金が詰まったマネーブーケやフルーツブーケなどもあります。
マネーブーケの相場は100万ドン〜1億ドン(約5560〜55万6200円)ほど。
フルーツブーケは見た目が可愛らしい苺のブーケがおすすめですが、渡すタイミングには注意が必要です。
アクセサリー
指輪やネックレス、ブレスレットなどのアクセサリーは、年代を問わず贈ると喜ばれるプレゼントです。
「PNJ」や「Pandora」といったブランドがベトナム人に人気を集めています。
様々なデザインがあるため、女性の好みを事前にリサーチすることをおすすめします。