ベトナムから日本への引っ越しを解説! 必要な費用・税関・荷物のチェックリストを日通が紹介

ベトナムから日本への引っ越しを解説! 必要な費用・税関・荷物のチェックリストを日通が紹介

ベトナムに滞在、生活している日本人にとって、引越はとても身近なことです。

ベトナム在住の日本人は1年~3年ほどで、日本への帰国、あるいは他国への異動で引越をされる方が多いようです。
特に、人事異動のある春、秋、特に1~3月は繁忙期にあたり、引越が集中する傾向にあります。

ベトナムからの引越はベトナムのローカルルール、及び引越先の通関ルールにより受託可能なお荷物にも制限がでてきます。
事前に引越までの手順、通関ルールを念頭に早めに準備を進めていくことが重要になります。

そこで、今回はベトナムから日本・その他海外に引っ越しする際に必要となることを「引越は日通」でお馴染みの【日本通運ベトナム(以下、日通 ベトナム)】の監修のもと、解説します。


 

引っ越しの費用ってどれくらい?

 

ベトナムから海外への引越費用は、お荷物量や輸送距離、輸送方法等によって異なります。
そのため、費用については引越業者へ直接、見積もりを依頼することが最も正確です。

「日通 ベトナム」では見積もり依頼を無料で受け付けています。
引越することになるかも?
費用はどのくらいかかるの? と気になったら、まずは「日通 ベトナム」へ問い合せをしてみるのが良いでしょう。

 

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荷物を日本へ送るのにはどれくらい時間がかかる?

 

引っ越し先と輸送方法によって異なりますが、通常、ベトナム国内から日本へ引っ越す場合、荷物の輸送に航空便だと約10日~15日、船便だと約30日~40日の日数を要します。

 

「日本に早く届けたいから先に荷物だけ日本に発送すればいいね!」と考えた方もいるかと思いますが、残念ながらそれはできないのです。

 

引っ越しでベトナムから日本へ船便や航空便で送る荷物を別送品と言います。
別送品を日本で受け取るには日本へ入国時に、入国手続きの際に渡される黄色い用紙『別送品申告書』の提出が必要になります。
つまり、引っ越しをする本人が日本に入国し、『別送品申告書』を提出しないと荷物を受け取ることができません。

そのため、日本への入国と日本で荷物を受け取る日にちから逆算して、発送日を決定する必要があります。

また、ここ数年、「引越難民」という言葉ができたように、ベトナム在住日本人の引越し時期が3月に集中し、引越業者を確保出来ないという状況が生じる可能性があります。

そのため、日本への帰国が決まった際にはいち早く引越業者に相談することが重要です。

 

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ベトナムから日本への引っ越しまでの手順

 

いざ引っ越しとなるとどのような手順で引っ越しを行えばよいかわからないものです。

ここではベトナムから日本への引っ越しまでの手順を解説します。

現在住んでいる大家さんや不動産会社への申請書類や仕分け作業など事前に行わなければならないことがあるので注意が必要です。

 

引越業者へすぐに連絡

日本への引っ越しが決まったら、まず、引越業者に連絡するようにしましょう。

引っ越しをできるだけスムーズにトラブルなく行うためには、引っ越しの計画を立てることが重要です。

引越業者を自宅に呼び、荷物の量や引っ越し先などをもとに、作業計画を立てていきます。

 

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引っ越し日の確定

引越業者による下見を行った後、具体的な引っ越し日を確定させます。そして、引っ越し計画をもとに必要な手続きや作業を行っていきます。

 

大家さん、不動産会社への搬出申請

現在住まれている住居によって異なりますが、引っ越しの時に住居から荷物を搬出する際には搬出申請が必要になります。

現在住まれている家の大家さんまたは不動産仲介会社に引っ越しの日程を伝え、搬出許可書を発行してもらいます。
引っ越し当日に搬出許可書を引越業者に渡し、引越業者の担当者が住居の守衛に提出します。

当日までに発行しないと、引っ越し作業ができないので注意が必要です。

 

荷物の仕分け作業

引越作業当日までに、航空便で送るものや船便で送るものなどを事前に仕分けしておくことで、引越作業がスムーズになります。

あらかじめ、アパート所有物には付箋で×印をつけたり、引越業者が触ってはいけない場所を作っておくと間違いがなく引越作業が進みます。

 

引っ越し当日

引っ越し当日はまず最初に搬出申請を行います。
大家さんや不動産会社に発行をしてもらった搬出許可書を引越業者の担当者に渡します。
引越業者の担当者が搬出申請をアパートの守衛に提出し搬出許可を取得後、引越作業を開始し、荷物を搬出します。

 

 

荷物の選別

 

引っ越しの荷物を選別する際に、輸送手段によって荷物を分ける必要があります。

選別方法には3つの分け方があります。
「帰国後すぐに必要となるもの」「帰国後、早い時期に必要となるもの」「そのほか輸送の際に注意が必要なもの」の3つです。

しかし、荷物選別の第一歩は不用品の処分です。

まず初めに必要なものと不要となるものを分けることで選別作業がスムーズに行うことができますし、最小限の荷物で引っ越しを行うことができます。

 

帰国後すぐに必要となるもの

引っ越しする直前まで必要で、帰国してからもすぐに使用する荷物は基本的にスーツケースに入れて、自分で運びます。

パスポートや現金などの貴重品はもちろん、帰国後すぐに着る衣類や出発直前に受け取ったお土産や記念品などは手荷物で運びましょう。

スプレーなど引越荷物で発送できないお荷物は場合によっては持ち運べない場合もあるので、状況によっては処分しなければいけない場合もあります。

 

帰国後早い時期に必要となるもの

引っ越し後、早い段階で必要となるものは航空便を使用します。

航空便で荷物を輸送するのにかかる日数は、約10日~15日です。
日本で荷物を受け取るためには、日本入国時に『別送品申告書』の提出が必要です。

航空便では電池、化粧品などは輸送できないため、選別作業の際には気を付けるようにしましょう。

 

その他のもの

ベトナムから日本へ帰国後、すぐには必要でないものは船便で送ります。

船便で荷物を輸送するのにかかる日数は30日~40日ほどです。
船便でもスプレーは輸送できないため、荷物にスプレーが入っていないかどうか気を付けましょう。

船便で日本に荷物を送る場合、荷物の到着前に日本で別送品の手続きが完了している必要があります。
別送品手続きはベトナムから日本へ入国後に、税関で『別送品申告書』の作成・提出を行うことです。

別送品手続きが完了し、船便の荷物が日本に到着したら、荷物を受け取ることができます。

 

 

注意が必要な荷物

 

航空便では輸送できないものや日本の税関で日本への持ち込みが許可されていないものなど、取扱いに気を付けなければいけないものも多くあります。

また、検疫検査が必要なものもあるので、注意しなければならないことがたくさんあります。

荷物の仕分けで注意しなければならないことを事前に知っておくことで、引っ越しでトラブルにならないように気をつけましょう。

 

預けることができないもの

下記のような荷物は引っ越しの際、預けることができません。

  • 貴重品:貴金属、宝石、貨幣、紙幣、通貨、株券、預貯金通帳
  • 違法薬物:大麻、麻薬、向精神薬
  • 危険物:マッチ、ライター、殺虫剤、整髪料、除光液(アセトン)
  • 偽造品:偽ブランド品、海賊版CD、DVD、ゲームソフト
  • 規制品:ワシントン条約、動・植物検疫対象物(米、果物、土)、銃砲刀剣類、薬、会社の備品・検査機器
  • 代替不可能な大切なもの:アルバム、記念品、1点もの(食器、着物など)

 

検疫検査が必要なもの

ベトナムから日本に帰国する場合、下記のものは日本に持ち込む際に検疫検査が必要となります。

  • お米(生米):日本・ベトナムで購入したもの
  • 香辛料:封を開けたもの
  • 生もの、ナッツ類:クッキーなどに加工されずに未加工のもの
  • 土、砂(石):ガーデニング用、海岸で採取したもの

中には、ベトナムでの検査証明書が必要になるものもあります。
検査証明書は検疫所で提出が必要となります。
検疫検査があると、検疫検査費用が発生します。
通関作業が長期化する可能性があるので注意しましょう。

 

その他注意が必要なもの

引っ越しの際に預けることができないものや検疫検査が必要なものの他にも、下記のようなものは注意が必要です。

  • コンタクトレンズ(使い捨て):数量制限あり、2カ月以内
  • ぬり薬、目薬など(外用剤):数量制限あり、1品目24個以内
  • その他、常備薬、医薬部外品(育毛剤を含む):数量制限あり、2カ月以内
  • サプリメント(健康食品):2カ月以内
  • 化粧品類(石鹸、入浴剤、シャンプーなど):数量制限あり、1品目24個以内
  • 処方箋:数量制限あり、(日本の処方箋)1か月分以内、(ベトナムの処方箋)受託不可
  • 電子タバコ:成人1人当たり1セット

 

※コンタクトレンズの取扱いについて

コンタクトレンズは航空便、船便、手荷物、全ての輸送方法の合計で2カ月分以内です。1デー、2ウィーク、何人分か、合計何日分かといった内容を税関で確認します。なるべく手荷物での輸送をお勧めします。

 

 

日本への帰国時の免税範囲

 

携帯品あるいは別送品の他、個人的に使用するものと認められたものに限り、成人一人当たり下記の範囲内で免税となります。

  • 酒類:3本(1本760ml)
  • たばこ:200本
  • 香水:2オンス(56ml)※オードトワレ、オーデコロンを除く

 

 

保険の加入

 

引っ越しの時の万が一に備えて保険の加入が推奨されています。
梱包明細書の金額が最大限度の補償額になります。
事故で被害に遭った際に再調達が可能な金額を記入しておくことをお勧めします。

しかし、自然に発生したサビやカビ、美術品や骨とう品などの貴重品の被害による格落ち、記念品の損害による心情上の保険金額など支払いができない損害事例もありますので、荷物の仕分けの際に貴重品などは手荷物で運ぶようにしましょう。

 

 

荷物の運送を依頼してから帰国・移動まで

 

荷物の日本への運送手配が完了し、引っ越し先に移動した後にも手続きや荷物の受け取りなど様々な作業があるので事前に確認が必要です。

 

入国時の注意

ベトナムから日本に帰国する場合、のちの手続きに日本入国時のスタンプが必要になるため、パスポートに入国スタンプが押されていることを確認してから入国するようにしましょう。

日本に帰国した際、日本への入国時に必ずパスポートに入国印スタンプをもらってください。

 

別送品申告書の作成・提出

入国手続きが終了した後、税関で別送品申告書の作成、提出の手続きを行います。

この手続きはテロの防止や密輸阻止を図るのに加え、迅速かつ適切な税関を行うためのもので入国(帰国)される方、全員が提出する必要があります。
同じものを2枚作成し、1枚に確認印が押され返却されます。
ご家族と帰国日が異なる場合はそれぞれ申請が必要になります。
日本からベトナムに引っ越しする場合も同様に別送品申告書(アライバルカード)が必要になります。

税関申請が終了後、各空港の到着ロビーの指定カウンターに確認印が押された別送品申告書を提出します。
この際に通関委任状と配達依頼書も併せて提出します。

 

到着ロビー指定カウンター

  • 成田/羽田:JAL ABCカウンターへ
  • 関西空港:関西エアーポートバゲージサービスカウンターへ
  • 中部国際空港:保税手荷物受取所へ
  • 福岡空港:TISCO JAPAN内 別送品申告書受付
    ※対応できない場合は、別途書類を配達先担当の支店へ郵送します。

 

参照:入国(帰国)時における「携帯品・別送品申告書」の提出について(税関)

 

配達日の相談

日本に帰国されてから荷物が引っ越し業者の支店に到着後、配達を行う前に配達日を決定します。

航空便の配達は玄関での受け渡し、船便の配達は指定部屋搬入や家具備え付け、梱包廃材回収といった作業があります。

その際、ベトナムで記入を行った梱包明細書をもとに配達する部屋を決めると当日の引っ越し作業がスムーズになります。

 

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ベトナムで引っ越しの作業日までに必要な書類の確認

 

引っ越しを行う際に必要な書類がいくつかあります。
引っ越し前に準備する必要のあるものや荷物の発送の際に必要な書類など様々です。
事前に確認しておくことでスムーズに作業が進められるようにしましょう。

  • 海外引越申込書
  • パスポートコピー(PDF可)
  • ベトナムビザ、レジデンスカードコピー(PDF可)
  • 輸出通関委任状(ベトナム語:”Giay Uy Quyen”)
  • 輸出通関申請書(ベトナム語:”Giay Xac Nhan”)
    ※パスポートコピーから以下はすべて会社代表者サインとカンパニーチョップの押印が必要となります。
    ※税関に提出する書類となるため、原本(代表者サインとカンパニーチョップが押印されたもの)が規定部数必要となります。
  • ベトナム労働許可書コピーもしくはレジデンスカードコピー
    (日本側通関で申請者が帰国日から起算して過去1年以上海外にいたことを証明する書類として提出を求められるため、必要になります)
    ※委任状、通関申請書はベトナム語版のみとなります
    ※引っ越し業者のベトナム人とのやりとりになるので、引っ越し業者のベトナム人スタッフを紹介してもらい書類の手続きを行います。
    ※サイン権のある方(社長職)の署名、社印の押印が必要となります。
    ※社長職以外の方がサインする場合、別途委任状が必要となります。

 

 

引っ越しのQ&A

 

ここでは引っ越しの際によくある質問に「日通 ベトナム」が回答します。

 

帰国後に引っ越し先を決める予定ですが、荷物の保管は可能ですか?

引っ越し先の都道府県と引っ越し時期を担当にお知らせください。
航空便は日本側での保管はできないため、ベトナム側で発送時期を調整致します。
船便は日本側の通関完了後1か月以内でしたら保管は可能です。(1か月超過の場合、保管料が発生します)

ベトナム側で荷物の発送時期の調整は可能ですが、常温倉庫での保管となりますため、カビ・サビや食品の腐敗等のリスクもございます。

保管依頼を行う予定がある場合は、お荷物の選別にご注意願います。

 

日本で保管荷物の搬出と実家から新居への国内引っ越しがあります。どうすればいいですか?

メールでのお問い合わせや引っ越しの際に担当まで、搬出時期、国内引っ越しの作業時期をお伝えください。

 

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家族との帰国の日程が異なります。注意することはありますか?

引っ越しの荷物の中に免税対象品がある場合、帰国の際にそれぞれ別送品申込書の手続きが必要となります。

 

会社に配送してほしいものがあります。配送先を2箇所に分けることは可能ですか?

2箇所に分けて配送することは可能ですが、別途費用が発生します。
お勤め先の会社規定を事前にご確認ください。

 

主人はベトナムに残り、家族だけ先に帰国します。何か注意することはありますか?

お荷物の発送名義人は、日本側で別送品申告を行える方、となります。
奥様名義で発送、奥様にて別送品申告をしていただくことになるかと存じます。

 

贈り物でたくさんお酒をいただきました。日本に持ち帰ることはできますか?

まずは担当営業にご相談ください。

 

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まとめ

 

ベトナムから日本へ引っ越しを行う際、運べる荷物に制限があったり、免税があったりと事前に知っておく必要のあることや用意しなければならない書類などが多くあります。

ベトナムから日本に帰国される場合は事前の日程計画に余裕を持って行うことでスムーズに作業を進めることができます。

引っ越しが決まった際は早めに引越業者に連絡するようにしましょう。

 

日通 ベトナムお問い合わせ先

公式HP:https://www.nittsu.co.jp/form_gl/php/agree.php?ID=moving_vn_ja

 

※この記事に記載されている情報は2019年10月のものです。本記事に記載されている情報は予告なしに変更される場合がございますが、ご了承ください。


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