【2025年版】ベトナム旅行で要注意! 狂犬病の最新事情と正しい予防対策

「野良犬が多いって聞くけど大丈夫?」「噛まれたら本当にヤバイ?」
渡航前に知ってほしいベトナムにおける狂犬病の実情。日本ではほぼ馴染みがないこの病気、実はベトナムでは毎年死者が出る深刻な感染症です。
しかも、犬だけではなく、猫やサル、コウモリからも感染します!
今回は旅行者が絶対に知っておくべきベトナムの狂犬病事情や、噛まれたときの応急処置、予防接種のタイミングを、2025年の最新情報にアップデートしてお届けします!
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狂犬病ってどんな病気?致死率は?
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ベトナムでの感染リスクや過去の事例
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噛まれた時の正しい応急処置
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予防接種はいつ・どこで受けるべき?
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渡航者・在住者が気をつけたいリアルな注意点
狂犬病ってどんな病気?
狂犬病(Rabies)は、狂犬病ウイルスを持つ動物に噛まれることで感染する致死率ほぼ100%のウイルス感染症。人間だけではなくすべての哺乳類が感染源となる可能性があります。
🧠 主な症状
- 初期:発熱、頭痛、筋肉痛、倦怠感
- 中期:恐水症(水を見ると喉がけいれん)、幻覚
- 後期:痙攣、昏睡、呼吸停止、死
⚠️一度発症すると治療法はなく、ほぼ確実に死亡します。
ベトナムの狂犬病リスク【2025年最新】
東南アジアでは狂犬病が未だに蔓延しており、ベトナムもその例外ではありません。
- 毎年約70人前後の死者
- 感染源の多くは未登録の飼い犬や野良犬
- 特に地方や郊外ではワクチン未接種の犬が多い
実際、ベトナムでは2025年に入ってからも狂犬病による死亡例が複数報告されています。野犬が集まるエリアや郊外農村部は特に要注意です。
噛まれたらどうすればいい?
もし動物に噛まれてしまったら、以下のように対処してください。
✅ 応急処置の手順
- 15分以上流水と石けんで洗浄
- ヨード系消毒液(例:イソジン)で消毒
- 速やかに医療機関へ
※噛まれた箇所が頭や首など中枢神経に近い場合は症状の進行が早いため、より迅速な対応が必要です。
渡航前・渡航後のワクチン接種について
🛫 渡航前(予防接種)
- 3回接種(0日目、7日目、21〜28日目)
- 約3年間有効
- 特に長期滞在者・動物と接触の多い人には強く推奨
💉 渡航後(噛まれた後)
- 予防接種済みの人:追加2回(0日、3日)
- 未接種の人:6回接種+RIG(免疫グロブリン)投与
※ホーチミン・ハノイなどの都市部にはロータスクリニックやDYMメディカルセンターといった日系クリニックがあるので安心です。
ベトナム旅行者・在住者の豆知識📝
- 🐶 野良犬・放し飼いの犬猫はスキンシップNG!
- 🐒 観光地(例:バクダン山・ニンビンなど)の野生サルにも要注意
- 👣 子どもは目線が低く顔を狙われやすいので注意
まとめ|安全なベトナム滞在のためにできること
ベトナムでの生活や旅行を安全に楽しむためには、病気への正しい知識と準備が不可欠です。
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狂犬病はベトナムでは身近な感染症
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発症後の治療は不可!予防が命
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噛まれたらすぐに洗浄・消毒・病院へ
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渡航前に3回の予防接種を受けると安心
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動物との接触は絶対に避ける
「自分は大丈夫」と油断せず、狂犬病=命に関わる感染症だということを常に意識して行動しましょう。
📌この記事に記載されている情報は2025年3月のものです。本記事に記載されている情報は予告なしに変更される場合がございますが、ご了承ください。