ベトナムの民族衣装「アオザイ」って⁉ 男性用もある? 体験や撮影の値段も紹介
ベトナムの民族衣装「アオザイ」をご存知でしょうか?
アオザイは色鮮やかでスレンダーなスタイルのベトナムの民族衣装であり、華やかであることから憧れる女性の方も多いかもしれません。ベトナム航空の客室乗務員も着用していることから、見たことがある方も多いはず。実は、ベトナムにはアオザイ専門店がたくさんあり、既製品の購入はもちろん、オーダーメイドで自分だけの一枚を作ることもできます。また、アオザイは女性用というイメージが強いですが、男性用のアオザイもあります。ここではアオザイの歴史、体験や撮影ができるお店、値段などを詳しく紹介します‼
ベトナムの伝統衣装「アオザイ」
「アオザイ」とはベトナムの伝統民族衣装です。アオザイはサイドにスリットが入った長いドレスに長ズボンと組み合わせたベトナム人女性の美のシンボルとして知られます。アオザイはベトナム語では「Ao Dai」と表記します。これは「衣」という意味の「Ao」と「長い」という意味の「Dai」が組み合わさった「長い衣」という意味です。現在、ベトナム航空の客室乗務員の制服になっていることもあり、アオザイを目にしたことがある方も多いかもしれません。
アオザイの歴史
ベトナムでアオザイが広く浸透したのは約200年前だと言われています。時代によって、形やデザインが異なります。現在の細身でスリットの深いデザインは20世紀前半ごろに取り入れられました。また、1995年に東京で開催された伝統衣装のコンテストでは、アオザイが「世界一美しい衣装」に選ばれました。世界的に有名な民族衣装です。
こちらの動画では、1910年代からのアオザイの歴史を動画で紹介しています。メイクや髪型も当時使用されていたものでとてもわかりやすいです。
アオザイはいつ着るもの?
アオザイを着るタイミングはいつなのでしょうか? ベトナムでは、街を歩いているとアオザイを着ている女性をよく見かけます。他の国々よりも伝統衣装が着られる頻度が多いようです。学校や銀行や郵便局などの職場の制服としても使用されています。学校の制服として着用されるアオザイの色は白色であることが多いです。
また、結婚式や卒業式、旧正月などのイベントでもアオザイを着用する女性も少なくありません。アオザイを着ながらバイクに乗っている女性も多く、アオザイは普段着としても気軽に着ることができます。
アオザイには実は男性用もある⁉
アオザイは女性が着ている姿を目にする機会が多いため、「アオザイは女性が着るもの」というイメージが強いかもしれません。しかし、実は男性用のアオザイもあるんです‼ 街のお店に売っているのは女性用のアオザイがメインですが、お店や市場によっては男性用のアオザイを取り扱っているところもあります。
また、男性用のアオザイのオーダーメイドを受け付けているお店もあります。現在はベトナム人男性の多くはフォーマルな場面でスーツを着ることが多いですが、もちろん伝統衣装であるアオザイを着る方もいます。お土産として購入する男性観光客もちらほらいます。