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ベトナムの新国家主席、来週にも選出へ
ベトナムの国会が次の議会で次期国家主席を選出することを予定しているという。
<ハノイの国旗掲揚塔でベトナムの国旗が掲げられている様子(写真提供:ロイター通信)>
火曜日、国会の常任委員会における演説で国会議長のNguyen Hanh Phuc氏は次週の月曜日に開催される6回目の議会の議題に次期国家主席選出が追加されたと述べた。
主席選挙において争点が明確になるように選挙は議会のはじめに行なわれる予定だ。
選挙スケジュールでは、来週月曜日の午後にNguyen Thi Kim国会議長が候補者の発表を行い、次の日に国会で国会議員によって討論される予定だ。
国会では秘密投票で首席が選出される前に、電子投票システムを用いて首席候補者の一覧が批准される予定だ。
選挙後、新国家主席就任の記念式典の様子がラジオやテレビの国営放送で放送される見込みだ。
9月21日、重病によるTran Dai Quang元主席の死亡後、Dang Thi Ngoc副主席が臨時でベトナム初の女性主席として主席代行を務めていた。
今月上旬、ベトナム共産党の中央委員会は主席候補としてNguyen Phu Trong議長を選出した。現在、他の候補者は取り上げられていない。
国家主席は国の内政外政におけるトップであり、軍の最高責任者でもある。ベトナムは現在、大統領、首相、党首、国会議長の4つの柱で構成されている。
もし国会で承認されればホーチミン氏による革命で建国されて以降、Trong氏は初めて国家主席と国会議長を兼任することとなる。
Trong氏はハノイで1944年に生まれ、2000年〜2006年はハノイ党の書記長を務めていた。
1999年にはTrong氏は党の意思決定を行う役員会議のメンバーとなった。また、2011年にはTrong氏は共産党中央委員会の事務局長となり2016年には再び任命された。
数年に渡り、Trong氏は財界人や政府高官の不正賄賂や財務の不正管理、横領などの腐敗の取り締まりを先導した。
今月上旬にハノイで行なわれた会議で「ここ5年間で未解決の事例もあるが、多くの不正を暴き出した。明るみとなった不正行為は全て適切な処置を取っている」とTrong氏は述べた。
また、情報・通信省の大臣をTruong Minh Tuan氏からNguyen Manh Hung氏へと変更することの承認も国会でなされるという。
国営通信企業のMobiFoneや民間のTV会社であるAVGを買収したとしてTuan氏はすでに処分を受けている。
軍事通信用であるViettel社のHung代表が8月より情報・通信省の大臣への就任要請を受けている。また、Hung氏は各省庁の大臣が集まる議会の議長職もTuan氏から引き継ぐ予定だ。
第14議会の6回目の会議は24日間に渡って行なわれるという。
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