おすすめのプロモーション
ホーチミン、タイ風ぜんざい通りが大人気
タイ風ぜんざいに目がない人々は、ホーチミン10区にある通りに行くという。
タイ風ぜんざいは、ドリアン、リュウガン、タロイモ、サツマイモなど香りの強いフルーツを使用することが特徴だ。その中でもドリアンが最も人気だという。ホーチミンの食通は、その甘い香りに誘われて、いつもホーチミン10区のNguyen Tri Phuong通りに向かう。
Nguyen Tri Phuong通りにはぜんざいを売る店が約5店舗あり、いつも客で満席だ。客は世間話をし、ウエイターは注文に応じながら、効率的に素早くテーブルを拭いている。それぞれの店はウエイター、コック、警備員を含む数十人のスタッフを雇用している。週末の夜が1番混雑するそうだ。
Nguyen Tri Phuong通りでぜんざいを売り始めた先駆者の1人であるLe Thuy Phuongさん(57)は、18年間自分の店を切り盛りしてきた。Phuongさんによると、開店当初、店の客はほとんど地元住民や近所の人だったという。現在、客は幅広い地域から来ており、Phuongさんは「私たちは常に材料を補充し続け、お客さんに最高のぜんざいを提供できるよう、質を維持し続けなくてはいけない」と話した。
ここ数年、ベトナム人の間では、タピオカミルクティーやkhuc bach(ミルクゼリー)に加え、タイ風ぜんざいが流行している。
Phuongさんは、18年間、タイ風ぜんざいを販売し続けることは簡単ではなかったと話す。タイ風ぜんざいの人気に火が付く以前、タピオカミルクティーやその他のデザートの人気がピークに達したとき、ぜんざいの人気がなくなったようだったという。
Phuongさんによると、タイ風ぜんざいは材料のドリアンやジャックフルーツ、リュウガンをはじめとするフルーツにより人気を集めているという。Phuongさんは新鮮なフルーツを農場から直接購入しているとも話した。
ぜんざいの見た目はシンプルだが、驚くべき数の材料やトッピングが使用されている。代表的な材料は、ドリアンペースト、ジャックフルーツ、リュウガン、ナッツ、4~5種類のゼリー、練乳だ。
ぜんざいにとって、多くの人はココナッツウォーターが最も重要な材料だと思っているが、材料のバランスと牛乳が大切だとPhuongさんは語った。
「私が使っている牛乳は輸入したもので、ぜんざいはバランスが大切だ」とつづけた。
タイ風ぜんざいの価格は2万5000ドン(約125円)前後だ。Nguyen Tri Phuong通り周辺の地域では、蓮の実や銀杏、ココナッツゼリー、グレープフルーツを使用したぜんざいやフルーツヨーグルトなどさまざまな種類のデザートを購入することもできる。
また、店は持ち帰りを希望する客の要望にも応じている。できるだけ早く道端に停止した客の注文を受け、店員は迅速に対応し、数分間でぜんざいをバイクのフックに掛けている状態にしているという。
関連記事
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。