日本と韓国、ベトナム人労働者の人気渡航先に

2018年11月15日(木)00時00分 公開
日本と韓国、ベトナム人労働者の人気渡航先に

ベトナム人労働者にとって日本と韓国が最も魅力的な渡航先になっており、月収は平均で1200ドル(約13万6167円)だ。

日本、韓国のベトナム人労働者増加
<東京の理容室の前を歩く人々(写真提供:Reuters/Thomas Peter)>


日本と韓国ではベトナム人労働者の月収は1000ドル(約11万3458円)から1200ドル(約13万6167円)であり、ベトナムの平均月収である290ドル(約3万2902円)と比較すると約4倍の給料だ。


国会(NA)の社会問題委員会は先週会議で、台湾人雇用主がベトナム人労働者に支払う平均賃金は約700ドル(約7万9420円)から800ドル(約9万766円)、中東では400ドル(約4万5383円)から600ドル(約6万8075円)だと発表した。

 

日本や韓国の魅力的な給料は多くのベトナム人労働者を惹きつけ、近年、ベトナム人出稼ぎ労働者の海渡航先として最も成長を遂げている。


昨年、5万4505人のベトナム人労働者が日本に渡航しており、前年に比べ36.5%上昇している。公式の情報によると、日本は台湾に次ぐ2番目にベトナム人労働者を受け入れている国としてランクインされた。


一方で、韓国は政府が2016年に雇用許可制度を開始したことにより、ベトナム人労働者にとって有望な市場となっている。


この制度ではベトナム人を含む15カ国の人が韓国に労働者を派遣することが可能となっている。EPS(Employment Permit System)は2年間有効で、満了時に更新することが可能だ。昨年3月には2004年、2006年、2010年、2012年、2016年に次ぐ6回目の覚書に署名することとなった。


今年の7月には4万5398人のベトナム人労働者が韓国へ渡航している。渡航者の多くは雇用許可制(EPS)への登録を行っている。韓国では今年7900人の労働者を受け入れた。


海外のベトナム人労働者からの送金は、国内総生産の約8~10%を占めており、ベトナム経済にとって重要な資金源である。


ベトナム人の海外労働者は増加しており、2017年にはベトナムは世界でトップ10に入る送金受取人がいる。昨年の送金額は138億ドル(約1兆5666億円)に上る。


国際移住機関によると、約10万人のベトナム人が母国を離れ先進国で生活している。


生活費や文化的差異、言語障害、複雑なビザの手続きがあるにも関わらず、海外に移住するベトナム人投資家やその家族の人数は増加している。


労働・傷病兵・社会問題省によると、今年の9か月間で日本へ9000人、韓国へ510人を含む合計10万2000人のベトナム人労働者を海外へ派遣している。


ベトナム人労働者は主に労働集約型の低技能の雇用のために母国を離れる。ベトナム人労働者人口は約5000万人に及ぶ。

 

出典:Vnexpress

 

 

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