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タンソンニャット国際空港の顧客満足度、国内最下位に
<ホーチミンにあるタンソンニャット国際空港の様子(Tuan Phung / Tuoi Treより)>
ベトナムの航空監視員による調査で、ホーチミンのタンソンニャット国際空港はベトナム国内にある国際空港6ヶ所のうち顧客満足度が最下位だということが明らかになった。
3月11日、ベトナム民間航空局(CAAV)は、タンソンニャット国際空港、ノイバイ空港、ダナン国際空港、カムラン国際空港、カットビ国際空港、フーコック国際空港の顧客満足度に関する調査結果を公表した。
2018年10月〜12月にかけてベトナム民間航空局は2万5000人に対し、空港内の出発ターミナル、チェックインカウンター、セキュリティチェック、移民管理局、出発ロビー、到着ターミナル、公共交通機関の7部門に分けて満足度に関するアンケート調査を行った。
アンケートは「とても悪い」「悪い」「普通」「良い」「とても良い」の5段階評価で行われた。
アンケート結果によると、空港6ヶ所の評価は3.96〜4.56だったという。
最も評価が高かったのはハイフォンにあるカットビ国際空港で4.56、最も低かったのはホーチミンにあるタンソンニャット空港で3.96だった。
ベトナム南中部Khanh Hoa省にあるカムラン国際空港は4.31で第2位、それに続き、ダナン国際空港は4.23、ハノイにあるノイバイ空港は4.22、南部Kien Giang省のフーコック国際空港は4.04だったという。
ベトナム民間航空局は「ダナン空港やカットビ空港はサービスの質を向上させるための投資を受けており、また昨年にカムラン空港は新たに国際ターミナルが完成したため順位が高かった」と話した。
タンソンニャット国際空港の顧客満足度は2017年に行われた調査からほどんど変わっていない。同空港の利用者が大幅に増加したことを考えると、今回の顧客満足度は満足のいくものだとベトナム民間航空局は声明を発表している。
2017年に行われた調査と比較すると、タンソンニャット国際空港はセキュリティチェックと移民管理局に関する評価が向上し、出発ターミナルや到着ターミナル、公共交通機関、出発ロビーに関する評価が悪化した。
ベトナム民間航空局傘下の航空運輸部門はタンソンニャット国際空港の顧客満足度が国内最低であったのには利用者が前年比6.4%増加したことが背景にあるとしている。
タンソンニャット国際空港は年間収容可能人数2500万人を想定し設計されているが、2018年の利用客数は3800万人にのぼったという。
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