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ベトナム系アメリカ人、政府転覆試み禁固刑に
<24日、ホーチミンでベトナム政府転覆を試みたベトナム系アメリカ人のNguyen Michael Phuong Minh被告を警察が連行する様子。写真提供:(VnExpress/Huu Khoaより)>
19日、ベトナム系アメリカ人男性と地元の男性3人がベトナム政府を転覆させようとした罪で禁錮刑を宣告された。
ホーチミン裁判所は、「国民政権の転覆を目的とした活動を行った」容疑で、ベトナム系アメリカ人、Nguyen Michael Phuong Minh被告(55)を禁固12年の実刑を宣告した。 同被告は刑務所の任期が終わるとすぐに強制送還されるという。
Huynh Duc Thanh Binh被告(23)は10年、Tran Long Phi被告(21)は8年の実刑だという。 いずれの2人も刑務所での刑期を終えた後さらに3年間、自宅軟禁状態に置かれる見込みだ。
Le Quoc Phong容疑者やNguyen Van Be Hai容疑者など、同グループの主要メンバーと思われる他何人かは、逃亡、もしくは海外に移住しているという。 現在、捜査官は調査を進めている。
<警察がHuynh Duc Thanh Binh被告をホーチミン裁判所に連行する様子>
評決には、Nguyen被告、Binh被告、そして今、捜査しているPhong容疑者は、変革を目的にベトナムの政治的、社会的状況について国外の他何人かと議論したとされている。
2017年8月、Nguyen被告は、現地で関係を確立し、国民の関心を引く問題を研究するために、アメリカからベトナムへ渡ったという。
調査団は、プロパガンダの整備、武器調達の計画、国民の抗議扇動、そしてホーチミン、ハノイというベトナム二大都市の本部占拠について話し合い、役割を決める目的で同グループは「Quoc noi quat khoi(国家反乱)」という名の組織を立ち上げたという。
同組織の目的は、ベトナム政府を転覆させ、共産党の指導部を廃止させるための暴動を誘発することであったと起訴状に記されていた。
<ホーチミン裁判所でのTran Long Phi 被告>
Phong容疑者は、武器を購入し、組織の他活動に資金を提供する目的で、Nguyen被告から2000ドル(約21万円)、オーストラリア居住者であるHai容疑者から210ドル(約2万2250円)を受け取っていたという。
2018年6月30日、Nguyen被告、Phi被告、およびBinh被告は、Binh被告の父親の家で会合を行った。 Binh被告とPhi被告には、警察や省の機関を攻撃するためのガソリン爆弾やパチンコの準備、そして、プロパガンダの流布が役割として与えられた。
3人は、公共の場所で爆弾を爆発させると数人の住民を脅し、組織に加わるように多くの人々に命令したと調査がついている。
2018年7月3日、3人はベトナム中部のカンホア省とフエを訪れ、抗議行動に参加するよう多くの人を説得した。4日後、3人はホーチミンに戻った際に逮捕された。
裁判では、すべての被告が判決を受け入れた。 検察官は、彼らの活動は「特に危険」であり、政府の存在を直接脅かしていると主張した。
ベトナムでは政府転覆を目的とした活動に対する最も重い罰は死刑だ。
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