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中国へ新生児を人身売買か、ベトナム人男女2名逮捕
<2019年7月18日、中国へ新生児を人身売買しようとしたとして、ベトナム国籍のNguyen Thi Duyen容疑者(右から2番目)とPhun Van Nam容疑者がクアンニンの国境警備隊に拘束される様子(写真提供:Vietnam News Agency)>
クアンニンの国境警備隊は、生後14日の新生児を中国に人身売買しようとしたとしてベトナム国籍の男女2名を拘束した。
中国と隣接するクアンニン出身のNguyen Thi Duyen容疑者(27)とPhun Van Nam容疑者(20)は、18日の夜、バイクで女の新生児を国境に連れて行っていたと同省の国境警備員は20日に明らかにした。
メディアの報道によると、バイクを不審に思った国境警備員が容疑者らを追跡し、停止させたという。
Duyen容疑者は、新生児が自身の子であることを証明する書類を見せなかったので、警備員は両容疑者を事務所に連行した。
Duyen容疑者は地元のバス停でPhuongという女性から新生児を受け取ったと言った。 Duyen容疑者は、中国まで運転するNam容疑者が待っている合流地点に新生児を連れて行くように依頼された。 両容疑者は互いを知らなかったという。
Duyen容疑者が中国に着くと、中国人男性と結婚しているベトナム人女性のLan氏に新生児を渡す予定だったという。
Duyen容疑者が任務を完了した後、Lan氏は同容疑者の銀行口座に214ドル(約2万4千円)を送金する予定だった。
Nam容疑者は、18日の夜に、見知らぬ人物から女性を中国に連れて行き、後払い受給可否の確認メッセージを受け取ったと語った。 同容疑者はメッセージに同意した。
国境警備隊は新生児を医療センターに移し、さらなる調査のため関連機関と協力している。
ベトナム公安省のデータによると、2010年以降、貧困地域や農村部の女性や子供たち7000人近く、計3000件以上もの人身売買犠牲者が発生しているという。
最近の報告では新生児の人身売買が多い傾向にある。
被害者の経済的困難に加えて、専門家たちは、人身売買を牽引する主な要因として、過失、貧弱な教育、法執行機関の脆弱性、および売買先の国における男女不均衡を強調している。
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