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ベトナム、北中部・中部沿岸地域の地域区分の再編を計画
<写真:Unsplash>
ベトナムは、北中部・中部沿岸地域を、新たに北中部と南中部の2つに再編成することを検討しているという。
今回の地域区分再編成計画は、4日に開催された計画法を施行するための2021年〜2030年におけるベトナムの地域区分に関する会議でTrịn hũnh Dũng副首相が提案した内容の一部とされる。
この提案については、多くの省庁や地方自治体が支持をしており、首相が提案を採択すれば、ベトナム国内の地域は、現在の6つから7つになる。
それに伴い、ベトナム全国63の省と都市も7つの地域に分類される予定だという。
具体的には、以下の7地域への分類が計画されているという。
1. 北部山岳地域(10の地域)
2. 北部平野および中部地域(15地域:11地域と4省 - ホアビン省、フート省、タイグエン省、バクザン省)
3. 北部中央地域(タインホア省からトゥアティエン=フエ省までの5省と地域)
4. 南中部地域(ダナン市からビントゥアン省までの8つの省と地域)
5. 中部高原地域(5省)
6. 南東部地域(6省 )
7. メコンデルタ地域(カントー市と12省)
現在のベトナム北中部・中部沿岸地域は約1300kmにも及び、多様な地理的特徴があるため、地域の接続や交流を実施するには広大すぎると言われているという。
また、地域内で文化や歴史、人々に大きな違いがあり、ハイヴァン峠の北部と南部においては天候にも違いがある。
北部内陸・山間地域は、紅河デルタ地方が現在よりも拡大され、ホアビン省、フート省、タイグエン省、バクザン省の4つの州が追加されている。
追加される4省は、観光や食料消費、建築資源、製造・加工産業において、ハノイや他の紅河デルタ地方と密接に関係しているが、北部山間地域とは大きな違いがあると見られている。
Dũng副首相は、今回提案した地域区分の再編計画は、ベトナムの包括的な開発に向けた国家計画システムにおいて重要な役割を果たすと述べた。
再編により各地域の特徴を強調し、地域の潜在性と優位性を最大化することで、社会経済的発展を促進し、文化的、精神的、環境的価値の保持と促進に繋がるとDũng副首相は語った。
ハノイ市建築計画局の元局長であるĐàoNgọcNghiêm氏は、各地域の省と都市間での協力メカニズムを開発する必要があると述べた。
また、現在、各省と都市は互いに協力していく方法について模索しており、協力活動を促進するためには地域協力基金を設立すべきだとNghiêm氏は付け加えた。
※この記事は各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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