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ホイアンなどコロナ抑制の観光地、段階的に活動再開へ
<写真:VnExpress>
新型コロナウイルスの第2波が抑制されているベトナム国内のいくつかの観光地では、感染拡大防止策の実施を条件に、ビーチやエンターテインメントサービスの再開が許可されている。
ユネスコ (国際連合教育科学文化機関)登録の世界遺産として知られるホイアンやミーソン遺跡が位置するクアンナム省では、3日から公共ビーチが再開された。
同省は、全長125kmにもおよぶ海岸線をもち、ハーミービーチや、クアダイビーチ、アンバンビーチやチャム諸島があることで知られる。
これらのビーチでは、利用者に対し、2m以上の社会的距離をとるよう呼びかけられている。
4〜14世紀にかけて、ベトナム中部に存在していたとされるチャム族が遺したミーソン遺跡でも、ビーチと同様に3日から再開されたという。
以前、クアンナム省は、7月25日にダナンで発生した市中感染をきっかけに、ダナンに次ぐ感染者数を持つ地域となっていた。
先週、ベトナム屈指の観光地のホイアンでは、社会的距離を取る措置が緩和され、レストランや屋台、観光地の再開が許可されたが、人の姿はあまり見られなかったという。
ベトナム北部の湾岸都市であるハイフォンでは、2日からカラオケやバーといった店舗の営業再開が許可された。再開許可はされたものの、引き続きフェイスマスクの着用と大勢で密集することを避けるよう呼びかけられた。
先月、ベトナム保健省のNguyen Thanh Long保健大臣は、ダナン、クアンナム省、ハイズオン省を含む地域では、市中感染の発生が抑制されており、基本的にウイルスをコントロール下に置くことが出来ていると話した。
ベトナムでは、新型コロナウイルス第2波の発生により、旅行需要が大幅に減少した。8月の観光収益は、7月の61.8%減少となる9740億ドン(約45億円)だったという。
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