映画「わたしは金正男を殺してない」10月日本公開、暗殺の謎に迫る

2020年09月21日(月)18時59分 公開
映画「わたしは金正男を殺してない」10月日本公開、暗殺の謎に迫る

<写真:映画『わたしは金正男[キム・ジョンナム]を殺してない』公式Facebookより>

 

ドキュメンタリー映画「わたしは金正男(キム・ジョンナム)を殺してない」が10月10日(土)から日本で順次公開される。

映画の製作国はアメリカだが、先駆けて日本で公開されるという。

 

この映画は、2017年2017年2月にマレーシア・クアラルンプール国際空港で発生した、北朝鮮朝鮮労働党委員長である金正恩の兄・金正男暗殺事件の真相に迫る作品だ。

 

事件の実行犯としてマレーシア警察に逮捕・起訴されのは、ベトナム人のベトナム人のドアン・ティ・フォンさんとインドネシア人のシティ・アイシャさんという2人の女性。

2人は、神経猛毒剤を金正男氏の顔面に塗り殺害したとして逮捕された。

その後、2年以上に及ぶ裁判の末、アイシャさんは2019年3月11日に、4月1日にはフォンさんも殺人罪から「危険物による傷害罪」へと訴因変更され、禁固3年4か月を宣告されたのち、5月3日にようやく釈放され、ベトナムへ帰国した。

 

映画では、弁護団やジャーナリストへのインタビュー、空港の監視カメラなどの記録映像が多用され、毒殺計画の裏側が克明に映し出されている。

彼女らに日本のTV向けの“イタズラ動画”への出演話を持ちかけ、巧妙に暗殺の実行犯へと仕立て上げた北朝鮮の工作員の姿が明らかになっていく。

 

さらに、2人がSNSに投稿した動画や、工作員たちとのメッセージのやり取りも盛り込まれており、正男氏暗殺計画の裏側を時系列に沿いながら、その真相に迫っていく。

 

この映画には、様々なドキュメンタリー映画を手がける気鋭作家、ライアン・ホワイトが、クアラルンプールをはじめ、インドネシアやベトナムでの粘り強い取材を敢行した結果が詰め込まれている。
 

 

 



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