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ベトナムで89日ぶりの市内感染、日本便乗務のCAの感染症例に関連
11月30日(月)、ベトナム保健省は89日ぶりに国内で市中感染が確認されたと発表した。1347人目の感染症例となる。
1347人目の感染症例は、日本線に乗務した客室乗務員の感染に関連したものとみられている。
今回の感染確認されたのはホーチミンの語学学習機関で英語教師として働く32歳男性で、日本発便に乗務した後に感染が確認された男性(1342人目の感染者)の友人だ。
1342人目の感染者は、11月14日にベトナム航空(VN)5301便で成田国際空港からカントー国際空港に到着し、その後、ホーチミンに移動し、11月28日に陽性と確認されていた。
現在はクチ郡の仮設病院で治療を受けている。
1342人目の感染者は日本から到着した11月14日〜11月18日までベトナム航空の管理する隔離施設(タンビン区)で隔離していた。
その後、2回の検査で陰性が確認されたことから、1342人目の感染者は規定通り自宅での隔離をしていたという。
自宅隔離期間中、1342人目の感染者は母親と友人2人(男性1人:6区在住、女性1人:ビンタイン区在住)の合計3人と直接接触をしていた。
また、隔離機関中、1325人目の感染者である同僚との接触歴があったという。
隔離14日目である11月28日に新型コロナウイルス検査を受けたところ、男性から陽性反応が確認され、1325人目の感染者となった。
これを受け、当局は男性と接触歴のある3人に検査を実施し、友人男性から陽性反応が確認されたという。
この友人男性が89日ぶりの市中感染となる1347人目の感染者。
保健省によると、11月18日〜25日、1347人目の感染者はタンビン区にある語学教育機関「キー・イングリッシュ(KEY English)」と10区にある語学教育機関の別校舎で英語の授業を持っていたという。
現地メディアのZingニュースの報道によると、11月22日20時〜21時頃まで、1347人目の感染者は友人とホーチミン10区にある大型ショッピングモール「ヴァン・ハン・モール(VAN HANH MALL)」のハイランズコーヒーに滞在したという。
さらに、11月23日22時〜23時頃には、別の友人5人とThanh Thai通りにある通りでカラオケ店を訪れていた。
11月26日〜28日は、1347人目の感染者は1342人目の感染者と接触していないことから、1347人目の感染者が授業やカフェなどで他の人と接触した26日以前に感染していた可能性が高いとみられている。
ホーチミン市保健当局は濃厚接触者(F1)を146人(10区:109人/タンビン区:21人/6区:7人/ビンタン:9人)特定しており、隔離と検体採取・検査を行っている。
また、F1の接触者であるF2については52人(タンビン区)を特定しており、52人は自宅隔離の上、検体採取・検査を行ったという。
1347人目の感染者が訪れた場所は閉鎖され、消毒作業が行われているという。
今後、1347人目の感染者が訪れた店の従業員や近隣住民などに対しても大規模な検査が行われる見込み。
同市保健当局はさらなる接触者を追跡しており、住民に対して感染者と接触したことに心当たりのある人や感染者の行動歴のある場所に行った人などに対して、速やかに医療機関を受診するよう呼びかけている。
今回の市中感染を受け、保健大臣は男性と接触歴のある人の追跡や感染拡大防止策を講じるように現地当局に指示している。
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