おすすめのプロモーション
ベトナム:新型コロナワクチン接種開始、初日は医療従事者280人
<写真:©︎baomoi.com>
ベトナムで8日午前、新型コロナウイルスのワクチン接種が開始された。
初日にはハノイ市、ホーチミン市、ハイズオン省で医療従事者280人が接種をしたという。
ワクチンの接種会場となったのは、国内感染第3波の震源地となったハイズオン省にあるキムタイン郡医療センターとハイズオン市医療センター、ハノイ市にある中央熱帯病病院、ホーチミン市にある熱帯病病院の4箇所だ。
接種開始日が女性の日ということもあり、いずれの場所でも、女性の医療従事者が最初の接種者に選ばれた。
ハノイ市にある中央熱帯病病院では、同病院一般内科で勤務するVu Thi Thanh Thuさんがワクチンを最初に接種した。
同病院にはワクチン接種用のテーブル席が3席設置され、接種が行われた。
ワクチンは2回に分けて、それぞれ 0.5ml投与するという。
ハイズオン省ではハイズオン市医療センターで勤務するPhamThi Tuyet Nhungさん(30歳)が最初のワクチン接種者となった。
ワクチン接種が開始された3月8日は国際女性の日であったため、ハイズオン省では女性医療従事者が接種した後に、Do Xuan Tuyen保健副大臣から花束を受け取るシーンもあった。
今回の接種で使用されたワクチンはイギリス・アストラゼネカに発注したワクチン。
ベトナムはすでに3000万回分のワクチンをアストラゼネカに発注しており、そのうち、11万7600回分を受領している。
保健省は受領したワクチンを保健省はまず、市中感染が発生し、感染者の出ている13の省・市に配分する方針。
ハイズオン医療技術大学で講師を務めるPhungTheKhangさんは「ワクチン接種については心配していない。むしろ、とても幸せだ」と話した。
ハイズオン省では医療医療従事者などワクチン優先接種の対象となる9つのグループの人がワクチンを接種した。
ハイズオン市医療センターで50人、キムタイン郡医療センターで30人の計80人だという。
ホーチミン市の熱帯病病院でワクチンを接種したNguyen Thanh Phong医師は 「非常に緊張したが、ワクチンを最初に接種する1人であることを誇りに思っている。ワクチンはパンデミックに立ち向かうすべての人類の希望であり、私たちは今、この希望に触れている」と話した。
新型コロナウイルスのワクチン接種においては、接種後30分間で副作用を発症する可能性があることから、接種会場で30分間の待機が求められている。
ハイズン医療技術大学に設置された野戦病院で働くVu Cong Danh医師は、接種後30分間で何も副作用は出なかったとしている。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。