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ホーチミン、他地域へシノファーム製の新型コロナワクチン分配を提案
<写真:VN Express>
ホーチミン市は、保健省に対して中国・シノファーム社製の新型コロナウイルスワクチン「ベロセル(Vero Cell)」を他の必要としている市・省に分配したいという意向を示した。
今回の意向は8月6日に保健省が同ワクチンに関連する問題点を明確にすることを要請したことに対するホーチミン市人民委員会の回答文書に記載されていたという。
7月31日、ホーチミン市は、同市人民委員会傘下のサイゴン医薬品(Sapharco)が輸入したシノファーム製ワクチン500万回分のうち100万回分を受け取っていた。
ベトナム政府がシノファーム製ワクチンの緊急使用を許可してから、同ワクチンを輸入したのは国内でホーチミン市が初めて。
8月3日、ホーチミン市人民委員会のDuong Anh Duc副委員長が、シノファーム製ワクチンについて、世界保健機関(WHO)とベトナム保健省が承認しているワクチンだと記者会見で話していた。
しかし、手続きのため、同ワクチンについては現在、検査が行われており、シノファーム製のワクチンは市内におけるワクチン接種で使用されていないという。
この検査でシノファーム製ワクチンが承認されれば、ホーチミン市は同ワクチンを使用すると見られており、接種は任意で費用は無料だという。
ホーチミン市人民委員会は保健省に対して、シノファーム製ワクチンは同市の住民に接種を行うため受領したが、多くの市・省において感染状況が複雑で、ワクチン供給が追いついていないと述べた。
そのため、保健省はホーチミン市がワクチンを他の地域へ分配することを許可したという。
8月5日、ハイフォン市がホーチミン市に対して、一時的にシノファーム製ワクチン50万回分の貸し出しを依頼する書簡を送っていた。
これに先立ち、ハイフォン市は保健省にシノファーム製ワクチン200万回分とその他のワクチン120万回分を分配するための登録をしていたという。
ハイフォン市では、これまでにワクチン約16万5000回分を受け取っている。
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