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社会隔離緩和で大勢帰省、メコンデルタ13省がバイクの帰省禁止要請
<写真:Viet Nam News>
メコンデルタ地域の13省は、新型コロナウイルス(COVID-19)予防国家指導委員会に対し、今後15日間バイクで省・市外からの帰省を禁止するよう要請した。
ソクチャン省人民委員会のTranVanLau委員長によると、同省とその他12省の人民委員会は新型コロナウイルスの打撃を受けている地域を含む省・市から入域する人に対応するため車両や施設などの必要な全条件を準備するという。
過去数日間、新型コロナウイルスによりソクチャン省へ帰省する人の数は増加しているという。
2日(土)には、約2万人がソクチャン省へと入域し、これまでに3万人近くの入域が報告されている。
さらに、この数は今後数日で増加すると予測されているという。
帰省した人々に対しては新型コロナウイルスの検査が行われ、保健省の規定に基づいて隔離措置が取られているという。
現在、省内の学校が隔離施設として一時的に使用されているという。
ビンロン省でも約2000人が他の地域から入域したと同省人民委員会のNguyen Thi Quyen Thanh副委員長が明らかにした。
しかし、同省では18歳以上で新型コロナウイルスのワクチン接種を1回も受けていない人が60万人以上いるとされており、2回目の接種予定日を過ぎたにも関わらず接種できていない人が25万人以上いるという。
そのため、ワクチン接種率が依然として低く、感染拡大に懸念が広がっている。
Thanh副委員長は、政府に対してメコンデルタ地域へのワクチン供給を優先するよう要請するなど、ワクチン確保に急いでいる。
カマウ省でも、1200人以上が他の地域から入域しているが、隔離施設や医療機器が不足していることや、大規模な隔離や治療のニーズを満たすための財源が限られていることなど困難に直面しているという。
また、同省のHuynh Quoc Vie人民委員長は、省内のワクチン接種率は未だ13.9%で、集団感染が発生する確率は非常に高いと警戒感を示している。
アンザン省では依然として感染状況が非常に複雑で、市中感染の症例や新たな集団感染が発生していると同省人民委員会のNguyen Thanh Binh委員長は述べた。
感染の拡大に伴い、同省の集中隔離施設や治療施設の負担は増大しているという。
また、ワクチン接種の状況については、18歳以上で少なくとも1回目のワクチン接種を受けたのはわずか21%で、必要回数の接種を終えている人は7.5%だという。
アンザン省には10月2日に約1万人、10月3日に1万5000人以上が入域したという。
10月1日に入域した人に対して行われた新型コロナウイルスの検査では、数十人から陽性反応が確認されたという。
その他ドンタップ省に2万人、バクリュウ省に7000人、ハウザン省に3000人、ベンチェ省に2000人が入域したという。
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